Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

東北旅情その2

8月10日、仙台のテルホで朝食をとっていたら、ossan from Hiroshima に話しかけられた(小生がひとりで食事していたテーブルに彼がやって来たという図式)。
還暦過ぎのそのossanはハーレーで広島から仙台まで来ていた。デジカメは便利だとかこのあたり高速の案内板が不親切でわかりづらいなど延々とお話は続いたが、8:06だか02だか、まぁその仙台発の東北本線下りに乗らなきゃならなかったんで、失敬!ってな具合で立ち去ったのだが、別れ際に氏は
「俺、この旅のこと本にするからよ、〜〜ってんだ、覚えといてくれよな!じゃ、な!」
と言っていたことは、ここに書いておこう。だって書かなきゃ忘れちゃうじゃん。
その日は花巻経由*1で遠野に行き、夕刻には盛岡へ、で、そこに宿泊、という行程であった。
この日のハイライトは遠野、なんと言っても、ト、オ、ノ!notトウノ!
民話と伝承の里、遠野。遠野物語をご存じ?柳田国男を、ゴ・ゾン・ジー?名前くらい知ってっかな?
ま、知るも知らぬも・・・・・*2
とにかく今回の旅は終わってみれば、遠野、そして食、それから読、これしかなかった青春18旅行。
遠野では水田、ひまわり、路傍のオブジェクト、それからホッピー畑やカッパ渕*3のフォトや写真を撮影しまくった。あ、レンタサイクルで疾走したよ、疾走。
レンタサイクルでの疾走というのは、昨年9月の蘇州、それから本年3月の慶州*4に続くものなんだ。
ちなみにこの旅の謎*5としては、洋服が2着、疾走ならぬ喪失したという事件がある。合点がいく説明としては、遠野だけに神隠しにあった、というもの、これしかないでしょう。
まぁとにか遠野はよかったなぁ、なんとか博物館とか伝承館だとかも悪くはないけど、良かったけど、やはりレンタサイクルで青空、前日の曇り空から打って変わってスカッと晴れたブルースカイの下、緑の田園地帯を疾走する、風となる*6のが最高の体験であった。
なお、遠野から花巻を経て盛岡へ行き、ぴょんぴょん舎駅前店にて冷麺+焼き肉セットを食し、ビールを飲み、店を出て北上川の近くを散歩したものの、真っ暗やみで、光原社なるミヤケンゆかりの今はカフェになってる場所を確認だけして翌日の朝、ここでごはん食べようかなと思い、食事前にチェックインしていたテルホに戻って、散歩から戻ってテルホに入る直前にローソンで買ったつまみとぐびなま。*7を摂取したこと、それは書いても書かなくても良いって話だろうなぁ。
翌日8月11日の朝は昨晩チェックだけした光原社だかなんだか、ミヤケンゆかりの出版社か何かがやっているのか、今はカフェになったのか、そういうカフェに北上川沿いをポンサ/サンポしてから行ったが営業していなかったので、そこの近くにある石川啄木新婚時代の家とやらに行った。そのあとはもう旅行おしまい!
んーっと、来るときは東北本線で北上したんでね、やや内陸をさ、帰りの南下は常磐線で、って決めていたんで、帰ったよ。
小牛田とかいう駅で乗り継いだね、なんて読むかわかる?コギューダ?ノーノー、コゴタだよ、コ、ゴ、タ!下車して名前が気になったんで駅舎のフォト撮ったぜ。フフフ・・・・・
帰りの電車ん中で確か伊坂K太郎を読み終えて、仙台では牛タン弁当を買って常磐線にて食べて、えーっと、車窓からの水田を見て飽きたら金井美恵子『文章教室』を読んで、飽きたらまた車窓から田舎風景を眺め、飽きたら本、飽きたら田園、の繰り返し。
夕飯は柏でベッカーズに入ったってのはお笑いぐさだぜ!アーーーハッハッハ!エクセレント!!!!!
                   (東北旅情 おしまい)




関係のないことではありますが、先日のMussel Show #12 に来てくださったドッ子ちゃんのうちの1人、男性の方が、このサイトを見てくれて、内田樹氏のことをタッチと呼ぶのは粋でいなせだね、とリーダーAlfredに言ってくださったそうです。この場をお借りして、何と言えば良いかはいまいちよくわかりませんが、今後も是非マスドの復帰やそれぞれのソロ活動、楽しみにしていてくださいね。

*1:ミヤケン=宮沢賢治が教員だった時に行きつけだったと言われる花巻駅から徒歩10分のところにあるそば屋「やぶ屋」にてそばを食したのは良いものの、遠野に行くための釜石線への乗り継ぎのための待ち時間約45分は食べ終えた時点では残り5分を切っており、あ、そうそう、そばを残すことやそば湯を飲まないなんていう選択は小生の胸の中にはなかったのである、以下略

*2:百人一首の第十番目の歌を参照/引用したもの「これやこの行くも帰るも別れては/知るも知らぬも逢坂=大阪の関」蝉丸

*3:河童が棲んでいる/いたとされる淵、まぁ沢ですね、沢

*4:釜山郊外にある古墳なんかが沢山ある、奈良みたいな場所

*5:実際は小生のオッチョコ・チョイ!

*6:風化と言うことができるかもしれないが、通常それは記憶の風化、などというふうに使われる

*7:少なくとも雫というものよりは美味であり、ドラフトワンの緑バージョンよりも美味であると断言したいし断髪もそろそろしたいな伸びたから