Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

ねぇ知ってるんでしょ?

ルールを破ることにかけては俺の右に出るヤツはいないよ。
ホントに。
まぁルールって言っても自分で自分に課してるルールなんだけどね、一日にひとつのルールをさ。
それを確実に毎日破っているからね。そりゃ俺の右に出るヤツはいないでしょう。
まぁ自慢できる話じゃないけどさ。

で、何だったっけ。
あぁ、将軍様の話か、ジズーのことでもキムのことでもないよ、冬将軍の話だよ。知ってるよね?
彼、そろそろ来るらしいぜ。
言ってたよ、貫太郎が。北風小僧の貫太郎がね。
もう準備出来た?立ち向かうのか、それとも逃げるのかっていう選択は、してる?
(このへん森見登美彦氏の著作からそのまんま流用している感じですよ、『太陽の塔』か『四畳半神話大系』だったか忘れちゃったけどね)

しかし関東平野でさ、のっぺりと低く広がるこの平野でね、白い朝日は肉体(からだ)に眼球に突き刺さるね、こないだ久々朝まで飲んで始発で帰って最寄り駅で降りて家に向かう路上でね、路上にね、測ったように等しいインターバルでもって配置されている、消化完遂されることなく摂理に逆行した哀しき流動体(いわゆる嘔吐物)をエレガントなステップで全て避けて歩こうと試みるも、襲いかかる睡魔と肺に流入する冷却されまくったガス(いわゆる気体)のせいで意識は希薄化し直前の記憶と太古の記憶が混然となり、肉体は脳と分断された状態となっていたためか、意に反して全てのそれを踏んづけながら歩いてしまったあの日、あの朝、あの時に、俺の肉体(からだ)に刺さった白い太陽の破片はさ、今なお奥の方でクールに熱く燃えてるのよ。

でも不可思議なこともあるよね。
あれって何でほぼ一定間隔で配置されてるんだろう。
ねぇ、知ってる?
ねぇ知ってるんでしょ?
黙ってないで教えてよ、教えてくれてもいいじゃん。けち。