Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

マラソン、膝のケア、イチローと長嶋に関するタッチの言及

10月18日、日曜日、昼前に江戸川堤防で行われたマラソン大会に参画したことを記述します。
別の場所に記述したものを転載いたします。だって今から新たに打ち込むのは面倒なんだもの。
当日、大会後に書いた文です。

7月からランニングを再開して
8月には自己最多月間100kmを走り
1回あたり10km超も何度か記録し
ヒザの痛みも出ないからだになりつつあった、ん、だけど、
9月は忙しさを理由にほとんど走れず、
10月も似たようなもので週に1度
3,4km走るだけ、9月のブランクが大きく
走るたびに3kmほどのところでヒザに痛みが勃発して
やむなくラン中断という憂き目、ゆえに
練習不足で挑んだ今日の昼前
江戸川堤防を舞台に行われた
「市川リバーサイド健康マラソン
は無事完走!



■大会では大勢のランナーと一緒に走るのがとても楽しいということを知りました
■5km折り返し地点あたりで右ひざ外側が痛みましたが、右足を内股気味にして走ることで痛みを感じないように工夫することでなんとかノンストップ完走を果たしました
■しかしラン後にストレッチやアイシングをしなかったため書いている今はかなりキツい状況です
■でも10月半ばの江戸川堤防、秋晴れの日曜に、日頃の多忙な生活の枠外に飛び出して汗流して笑顔で走るというのは実に素敵なサムシング!
■3kmくらいまでは結構コースが混雑していたのでムリに追い抜き追い越しはしなかったんですが、4km手前くらいからややすきだして走りも快調だったので(というよりも結構呼吸が荒く疲れた感じのランナーが増えてきたようにも感じたので)どんどん追い抜いて行きました。
■一度追い抜いたランナーには記憶している範囲では1人も追い抜かれなかったはず!です!
■といった感じでとても楽しかったです。初公式レースの初公式記録は54分54秒、5454でした。
■もちろんスタートの号砲後1,2分は歩くことしかできませんでした。
■多分ではありますが今日の記録は自己新かもしれません。多分ではありますが。

その翌日に書いた文書を掲載します。囲みの中です。

昨日、Show-Say!(小生)はマラソン大会に出場しましたが、ハイスクール時代に出場して以来の大会でした。
さて、表題の件*1ですが、通常、ひとりで走る場合は走り終えるとそのまますぐに帰宅し、

■シャワーを浴びて汗を流し
       ↓ 
■シャワーを冷水に切り替えて痛みがなくても膝(の主に)外部を中心に冷やして冷やして冷やしまくる!
       ↓ 
■ 超クール!
       ↓ 
■ 浴室から出た後、服を着る前でも着た後でも構いませんが膝の水滴を拭い去るやいなや、アイスノン(氷嚢)のようなもので膝(の主に)外部を中心に冷やして冷やして冷やしまくる!
       ↓ 
■ 超クール!
       ↓ 
■仕上げに、湿布("温"typeはダメ!絶対!)を貼り付ける or バンテリンを塗りたくる
       ↓ 
■あんまりやしませんができればストレッチで大腿四頭筋などを伸ばします
       ↓ 
■さらにはクエン酸を含む食物や飲料を摂取し、スポーツ飲料を飲み、肉体疲労回復につとめる

ンです、が、すぐに家に帰れない場合には、
膝のケアのためにバンテリンをぬりたくるのがよさそうです。
もちろんこれだけではダメです。と、いいますのも昨日帰宅前に立ち寄ったサティのウェルシア(薬局)でバンテリンを購入(クリーミィ・ジェルtype)し、塗布 on my knees 、その後COCO’Sできのこの乗ったハンバーグとピラフの少し遅いランチを食したのですが、痛みは少しはひきました。何もしないよりはたぶんマシなはずです。
が、しかしやはり帰宅に際しマンションの階段を昇るときには激痛が駆け抜けました!膝を!そして全身を!
駆け抜けた痛みはすぐに体外に飛び出して行き、そのまま東京湾上空に消えていきました。



というわけで大会などに出るときは走った後のケアのため、バンテリンを持っていくのが良いかもしれません。

あるいはShow-Say!(小生)がバンテリン屋台をマラソン大会会場にて運営するという新手のビジネスをやるのも・・・
バンテリンのみならず各種スポーツ飲料、その他を販売する・・・・

また、やはり運動後にストレッチをその場でやるのが良いようです。
昨日やらなかったのですが今後は試みたいです。

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ところで、
雑誌スポルティーバイチロー特集にタッチ*2が寄稿していました。
その記事を先程タッチ読み*3しました。
イチローを語るときにナガシマシ・ゲオ*4を引き合いに出すタッチ氏。
スポーツをメディアが扱う際に現場で起きているコトの裏側にある「物語」、「人間ドラマ」を前面に出すことが多いことに言及。
あくまでもそれは裏側の話であり裏話であるからそれを扱うことがややもすると主流になっているような現状、というか、ずいぶん前からの傾向。
イチロー選手、それから長嶋"選手"を人々が見て何かを思うこと(人間ドラマやら彼らの人間性、個性的な性格といったことに対して思いを馳せるのではなく!)に関する論及は興味深く、確かそれは、それと似たようなことは氏のブログでも読んだ気がするので今調べてみると

http://blog.tatsuru.com/2009/09/19_0925.php

ここにかかれていることがそのままほとんど私がタッチ読みした記事の中身と重なっています。


以下、囲みの中は引用です。

先日、9年連続200本安打の記録を立てた偉大なベースボールプレイヤーであるが、記録に言及されることをあまり喜ばないのはどういうわけか。
それは彼の卓越したパフォーマンスを数値的にしか表示しようとしない日本のスポーツメディアの能力の低さにうんざりしているからではないかという話をする。

「スポーツメディアの能力」ですか。
ほほう(≠うほほ)。

アスリートのパフォーマンスを数値でしか語れないというのは、現代日本を覆い尽くしている「幼児化」の端的な徴候である。

これまた刺激的な言葉やんか!

スポーツメディアが書くのは「数字」と「どろどろ人間模様」だけである。
アスリートについて書かれていることは、記録や順位や回数について、ローカルな人間関係についてか、ほとんどそのどちらかである。
ベースボールプレイヤーについて書くときに、打率や打点や本塁打数や出塁率やにしか言及できないというのは、喩えて言えば、バレーダンサーのパフォーマンスについて論じるときに、ピルエットの回数とかジュテの高さとかリフトしたバレリーナの体重だけを書き、「舞踊そのもの」については何も書かないようなものである。
野球もまた身体的パフォーマンスであり、それが与える喜びはダンスを見る場合と変わらない。
それは卓越した身体能力をもった人間に「共感する」ことがもたらす快感である。

ま、そうね。
数字を窓口にして、そこから入り込んでどこかに行くってんなら面白いけど、そこにとどまる限り、多くの場合退屈だけが待っていると思います。

長嶋茂雄という選手はもう記録においてはほとんどすべてを塗り替えられてしまったけれど、

まぁそうですね、「開幕戦で10回ホームランを打った」とか「年間最多安打10回」なんて記録はアンブレイカブルな感もありますが。
では最後に以下を引用し、終わりにいたします。

彼がプレイするときに観客に与えた快感に匹敵するものを提供しえたプレイヤーはその後も存在しない。
長嶋茂雄はただ「守備しているときに来たボールは捕って投げる。攻撃しているときに来たボールはバットで打ち返す」ということだけに全身全霊をあげて打ち込んだプレイヤーである。
長嶋のプレイを見ているときに、私たちは彼の身体に想像的に嵌入することを通じて「野球そのもの」に触れることができた。
その意味で長嶋は一種の「巫者」であったと思う。
長嶋がそうであったように、卓越したパフォーマーに私たちが敬意を払うのは、その高度な能力を鑑賞することを娯楽として享受できるからではない。
そうではなくて、私たちの日常的な感覚では決して到達できない境位に想像的に私たちを拉致し去る「involveする力」に驚嘆するからである。

*1:「ランニング後、すぐに帰宅できない場合の膝のケア」

*2:内田樹

*3:立ち読み@流氷書房ならぬ流水書房。なお、流水書房という名は私に清涼院流水氏をたびたび思い出させます

*4:正確には長嶋茂雄