Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

大相撲におけるshiko-naについて

そもそも四股名と書いてshiko-naと読むのであり、四股は「しこふんじゃった」における「しこ」であり、踏むものです。
四股踏みエクササイズのようなものを最強横綱にして絵本作家としても知られる貴乃花親方は推奨し、出版していたように記憶しています。
さて、源氏名ないし芸名*1、あるいは筆名*2、野球やサッカーなどでは登録名というものがあるわけですが、これらに類するものとして相撲においても実名以外の名を名乗るという風習があります。
遠藤関は今もっとも注目集める若き力士の一人ですが、四股名を用いず、遠藤という実の名字を名乗り続けています。
現役力士でも様々なユニークな四股名を有す力士はいますが、勢という、いかにも勢いのありそうな力士をご存じでしょうか。「いきおい」と読みます。
なお、私がこれまで見た中で、特に魅了された力士に、スピード相撲と呼ばれた琴錦がおり、その勢いに大変魅了されました。最終的に大関になれなかったのですが、実力的には大関の水準にあったと私は断言します(富沢イッセイ氏のように)。
強さと弱さが同居した力士であり、爆発的な力を発揮して巨漢力士を寄り切るような感動的な取り組みを見せる反面、ポロポロと黒星を重ねてしまうこともありました。安定的に勝利することが必須の大関には、なれないのも仕方がなかったかもしれません。
安定して勝つことが実力だと言うのであれば琴錦は歴史に名を残すような実力者ではないでしょう。
が、若貴ブーム二子山部屋黄金時代にライバル佐渡ヶ嶽部屋の切り込み隊長の如き輝きを放った琴錦相撲ファンに強い印象を残したと思います。
さて、私の記憶に残っている四股名に「星安出寿」(ほし・あんです)があります。アンデス地方出身力士で、正直、安出寿関の取り組みを見た記憶はゼロなのですが、その名のインパクトの強さは今なお私の胸に残り続けています。
あの人は今、という特集で、どなたか星安出寿関の今について調査してくれませんか?
(了)

追記
星安出寿は現在広告代理店で働いているという情報をキャッチしました。

*1:光GENJIのメンバーは皆、芸名や源氏名、GENJI名でなく実名を用いていたはずです、が、佐藤アツヒロ氏はいつからかカタカナ名を用いるようになりました。

*2:Z会では中学生の投稿において筆名を用いることを許諾していましたが、ペンネームでなく筆名という和語を用いるZ会の姿勢の良さのようなもの、あるいは進研ゼミなんかとは違うのだよ、という鋭い視線、末恐ろしさを感じたものです。1990年頃の話ですが。