Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

ビートルズをカバーして

Alfred wrote:
「Nowhere Man」という曲を今回のライブではカバーしたわけですが、これはF12*1氏が最近聞いて感銘を受けたというアルバム『Rubber Soul』の代表曲の一つなわけです。代表曲の一つ、というのは、断定を避けるための婉曲表現ではないのですよ、ほんとにこのアルバムには代表曲がたくさんあるの
で、その中の一つという言い方しかできないのですよ。
ぼくに言わせればこのアルバムの半分くらいがアルバムの代表曲です。
「Drive My Car」を聞いても、「ノルウェイの森」を聞いても、それぞれ個性的な魅力を放ちながらも、アルバム全体の雰囲気を実によく伝えている感じがします。
『Help』以前はアルバムごとの雰囲気は統一されているけど各曲の粒立ちが弱い気がするし、『Revolver』以降は個々の曲の個性が強くてアルバムとしてのまとまりをあまり感じないし(『Sgt.Peppers』は無理矢理統一感をつくった感じがするというのが僕の感想)。
ビートルズの歴史の転回軸は『Rubber Soul』にあるというのが私の持論です(あるいはこの軸を『Rubber Soul』と『Revolver』の間に置くべきという説もありますが、それについてはまたの機会に)。
とにかく、理屈はどうでもいいんで、ビートルズをカバーして皆さんに聞いてもらえるってのは素晴らしい喜びなのです。ご来場ありがとうございました。
 (本項、Alfred 著)

*1:福田十二指腸