Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

東北旅情その1

今週始めには腰痛も完全に治ったので,こりゃどっか行く他なし!と心の中の拳を堅く強く握り高く掲げたことは,今ここに書くまで,正確には今ここに書いた時点でもまだ誰も知らない事実であり,あと数分後にこの文を書き終えてサーバにアップロードし,誰か物好き/好き物な老人/若人/幼児/童子童子-T森田童子etc.が読むまでは誰も知りえない事実である.
今週いっぱい,たっぷりと清春18きっぷ*1で国内をうろつく妖怪*2になろうと思ったのもつかの間*3,台風本州上陸との噂がテレヴィジョンから聞こえてくる始末.
童子に/同時に8月8日に丸ビルにてフェス*4があるという知らせも届いたから,さぁどうしましょ.

(中略)

9日の朝,雨中を出発し,南浦和,浦和,大宮,宇都宮を経て黒磯まで.宇都宮線,すなわちそれは東北線東北本線と同一のものか似たようなものか,宇都宮線の__駅以北を東北線と呼ぶのかは不明なれど,それらのいずれかに乗って黒磯/ブラック・イッソーまで.

黒磯で下車したのは乗り継ぐ必要があり待ち時間が必然的に生じたからでもあるし,ちょうどランチを食べねばならぬ時刻でもあったからであるが,傘をさし,10分弱歩いて到着した(電車内にてi-modeで調べた)有名なカッフェーはどうやら夜間営業の店らしく,徒労に終わったのだが,こういう旅では,損した気持ちになることや,それを引きずることは決して有効なことではないことを経験的に学んでいるため,まぁ小雨ん中,地元の黒磯高校の学生諸君とすれ違ったりなんかして歩くのもいとおかし,くるみゆべし,てなもんで,えぇ,まぁ楽しく雨中を歩いたんですねぇ,えぇ.

で,既にさっき駅前から歩き出す時に目ぇつけとった洒落たカッフェーがあったので,駅前にね,そこでランチを食べようと思ったって寸法.
メモによれば,CAFE CENTORO.野菜カレーと珈琲を注文.店員はミドルな髪(こんな表現ありまっか?)を後ろで束ねた24,5歳の女性で色白,超美形とは言えないまでも,やや美形とは言い切れる,そんなフェイスの人物で,ただそれは当然ながら小生の独断,つまり独自の判断にのみ基づく言い切りであるわけなれど,とにかく野菜カレーは古代米を私用したという逸品で美味,うっすらと汗を浮かべた額に送風が心地よかったような気がするものの,実際送風の事実は今となれば曖昧である.そんな気がしただけであるかもしれない.しかし真夏に冷房も空調もなし,というカッフェーは少ないはずであるから,小生の感じた,というより感じたと今,そう思いたい心情を支持することになる送風の存在は担保される?
もはや言葉は滅裂であり記憶は捏造されているだろう.

書くのも,それから読者にとっては読むのも苦痛でしかない今となってはこの先をこの項に書き連ねる意味はほとんどないであろう.旅程のみを下記にメモ程度に著す.

黒磯から乗った電車は確か郡山まで行き,そこで乗り継ぐことになったが,ぼんやりしており向かいのホームに停車している電車に乗りそびれ,次の電車を待つ羽目に.
首都圏などとは異なり,電車が1時間に1本程度というのはこちらでは珍しいことではないため,街のシャター通り/アーケード商店街にてレトロな,ただレトロなだけの喫茶店に入店.
マンデリンだか何かを注文.それと抹茶のチーズ.

しまったダラダラ書いてしまったじゃないか書かないって宣誓したばかりだと言うのに俺は何をしているんだ俺は何を!

先日,旅行に出る前に読んだばかりである阿部和重『インディビジュアル・プロジェクション』を少々意識した書き方をしてしまった.

してしまった,と書くと,後悔しているような響きを感じるかもしれないが,後悔などしていない.公開はしている.

郡山からさらに北上し仙台に宿泊.参考までに記すが昨年の夏か秋か,秋だったか夏だったかに青春18きっぷではなく(もう発売時期は過ぎていた,から,9月であり,新宿の金券ショップで買おうと思ったが売っていなかったのを今思い出したぞ俺は!)上野から常磐線で水戸まで行き,水戸から水郡線で郡山まで行って宿泊したんだ俺は郡山に去年も.

東北旅情その1とかいう文はこれにておしまい.
どうでも良い話ではあるが牛タンは利休なる店にて食した.感じの良いカップルがカウンターにいたことを思い出す.感じのさしてよくはない出張のサラリーマン軍団がいたことも.

*1:実際の名称は青春18きっぷ

*2:うろつける紅い妖怪/さまよえる蒼い弾丸

*3:つかこうへいの部屋を意味するわけではない.

*4:米米CLUBの4人のメンバーによる踊りの祭.