Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

罪なものは罪

どんなに軽い犯罪でも、罪を犯したことには変わりないのだから、罰を受けるべきである。こうした考え方は至極まっとうに見える。
しかし、世の中に軽微な罪を犯さずに生きている人はどれだけいるか、問われぬままになっている小さな犯罪がどれだけあるかを考えると、罪は絶対に罰するべきという考え方はとても現実離れしているように見える。
違法駐車や違法駐輪をしている人を全員取り締まったら、どれだけの人数になるだろう。
僕は小さな罪を見逃せと言いたいわけではなく、あまたの微罪を見逃してごく一部の微罪を厳しく罰することのアンバランスを指摘したいだけだ。
世の中は、常識的なバランス感覚で成り立っている部分がとても大きいのじゃなかろうか?
小さな罪だから犯しても平気だろうというのがバランス感覚なら、小さな罪をいちいち取り立ててられないというのもバランス感覚だ。
ただその感覚はあいまいなものだから、法律には反映されにくいかもしれない。
だから、犯罪は犯罪だ、だから取り締まるという明快な論理で、ターゲットを選択的に取り締まっていくことが簡単にできてしまう。
恐ろしい話です。

(本項、Alferd記す)