さぁ、皆さん!
Do You Know ベネルクス?
欧州の、ベルギー・オランダ・ルクセンブルクを意味する言葉です。
ベルギー、ネーデルラント、ルクセンブルク、頭を取って並べたら
「ベ・ネ・ルクス」または「ベ・ネ・ルックス」になりますね。
先月、私=福田十二指腸はこれらの国々のうちの2国、「ベ・ネ」を久々に訪問しました。
いつかお知らせしたかもしれませんが、私=福田十二指腸のゾロ(ソロ)活動でのグンソ(ソング)に
「オランダ人」
というものがあります。
哀愁を帯びたmelody.そして男の視線を浴びながら脳内で断りの言葉と感謝の意を展開するひとりの女性を歌った歌詞に着目することができます(リッスンする人が)。
話が逸れましたが、この2国を巡る旅行の途中で読んだ本が数冊あります。
日本から持参した書物のうちのいくつかで、それらには偶然A賞受賞作*1が2つ含まれていました。
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
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前者にも当然企てがあるという言い方ができるでしょうし、すべての小説に企てはある、と言えないこともないのかもしれませんが。
吉田氏のような企ては、長めの短編というか中編小説ではよく見られることかもしれません。
その企てが時代の先端、または少し先の時代を匂わせる新しさを備えたもの、というふうに選考者が感じ、授賞に至ったのかもしれません、かもわかりません。それは僕にはわかりません。
前者、有氏のデビュー作には、表題作の他に「サイドカーに犬」なる作品も収録されており、これが実質のデビュー作らしいのですが、いずれも題が面白く、また、並べた時にしっくりくる、兄弟ないし姉妹のような関係を思わせる組み合わせでもあります。
主人公が子供であったり女性であったり。そうでなくとも*2登場する子供や女性との交流が極めて繊細に、そしてユーモラスに書かれているのが有氏の小説の1つの特徴だと思うのですが、この繊細な眼差しってやつ!これが、ク、セ、モ、ノ!