"○○と私"シリーズの第何回にあたるンでしょうか。
第1回かもしれませんネ*1。
私が横浜アリーナ*2で一角獣*3のライブを見た*4丁度一週間後、池袋のロサというライブ・ハウスで、見ました・聴きました・踊りませんでした。何を/何で?相対性理論を/で*5。
初めて見ました。サウンドをマトモに聴いたことはなく、web上で試聴して曲を最後まで聴くことなく途中で停止したことが1度か2度あった程度でした。
雑誌ヒアホンの第1号の座談会*6を読んで〜有益なのか無駄なのかわからないが〜多少知識があった。
事前知識は
- アーティスト写真を公開していない。どんな姿をしているかはライブを見るしか今のところ手立てがない。
- 年初のオリコン・アルバム・チャートで7位にランクインした*7。
- 4人組のバンドで、ギター、ベース、ドラムの男性3人による演奏はそれなりにしっかりとしたロック、ボーカルの女性は下手なわけではないが舌足らずで小声、歌詞が不思議である。
- ボーカリストによる曲間のMCは、ナンセンスなつぶやきめいたものだけ。
という程度でした*8。
実際にライブが始まると、直立不動*9で歌いながら、その鋭いとは言い難いが柔らかなとも言えない冷たい眼差しを前方の客に*10投げかけるボーカリストやくしまるえつこ氏に衝撃を受けました。
会場はオール・スタンディング、私は前から2.5列目あたり、ステージに向かってやや右*11にいたのですが、やくしまる氏のアイ・ビームに思わず目を逸らしそうになってしまいます。
しかし、これは逸らしちゃいかんだろう、受けて立つ!との思いで、凝視!*12
演奏はロック、音楽に詳しくない私のなんとなくの感想ではUKロックという印象で、実際詳しい人の話では特にギターはスミスというバンドのサウンドに類似するらしいです(※)。
メンバーのパフォーマンスや外見ですが、まず、ボーカリストやくしまる氏は「自意識を漂白した小悪魔」、「魂を眠らせた女」、「無邪気なる魔性」などのキャッチ・コピーを付けたくなる様なタイプ。
メンズのメンバーは皆タイプの異なるグッド・ルッキング・ガイであり、音楽的なリーダーだと思われるベースの男性は髪、特に前髪が長めで、3人の中では唯一マイクを通してハモっていました。
ギターの男性は「あらま美形」といった感じで必死なプレイ・スタイルに何度目を奪われたことか。
目立たないながらもドラムの男性もナイスでしたよ。
特筆すべきは1曲聴くごとに、ステージが進行するにつれてどんどん魅了されていく感覚を味わったということでしょう。
これは、森見登美彦氏の『夜は短し歩けよ乙女』を年初に読みながら感じたことに極めて似た感覚です(△)。
イベント形式のライブで全出演者の演奏が終わったのは10時半を回った頃で、食事をして帰宅したのは日付が変わる頃でした、が、すかさずiTunesStoreで作品を購入、寝て起きた翌朝にもう1作品を購入しました。
間違いなく先週〜今週の最多リスニング・ミュージックは相対性理論です。
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※
例えば
夕陽ヶ丘に腰を下ろして:「ひろ子」から「えつこ」へ
http://yuuhigaoka.jugem.jp/?eid=229
△
読み始めた初めの頃、冒頭はさほどの面白さでもないかな、と思っていたが、読み進めるにつれ、章を進むにつれ、極端に言えば*131ページ読み進めるごとに面白さがplusされていくように感じた、あの感覚!
- 作者: 森見登美彦
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*1:時々見かける語尾の「ね」を「ネ」にしている表現を用いました。
*2:米米CLUBにとって、または彼らのファンにとって聖地と言われている、というのは本当?
*3:再結成したバンド、ユニコーン。阿部義晴氏の活躍が光る!光りまくる!
*4:not only 見た・聴いた but also 踊った
*6:津田大介×濱野智史×宇多丸×佐々木敦による緊急スペシャル超ロング徹底座談会「Perfume、初音ミク、相対性理論」
*7:ヒアホンの座談会では過去10年位の同じ時期のオリコン・アルバム・チャートの7位の作品名と枚数について論及されていましたが、興味深い内容でしたよ。
*8:記憶の偽造がなされている部分も少しはあるかもしれないけれど。
*9:と言ってもTV番組「ザ・ベストテン」で「ランナー」を歌った時の爆風スランプのサンプラザ中野氏のようでも、東海林太郎氏のようでもなく、実際には直立ではないし不動でもない。
*10:左→右、あるいは右→左というように、
*11:ステージから客席を見た場合はやや左にあたる。
*12:"見詰め合う視線のレーザー・ビーム"という言葉が今目の前をサッと横切りました。
*13:いつも思うのは、書き物なので「極端に書けば」となるのではないか、ということで、しかしそういった書き方をしている事例を見たことはないに等しいンです。