Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

Rainbow Tokyo 2009

今週の日曜日、つまり8月9日、東京都の東端、東京湾に面した地である新木場、元々木材を扱う問屋が多く存在する場所である木場という町があり、それに対して新しい木場、すなわち、ということでの新木場、そこにある「夢の島」という名が冠せられた、実際は島ではなく埋立地である広大な緑地、熱帯樹に囲まれた草原に、大きなステージとその右隣、向かって左隣に小さなステージが組み立てられ、「World Happiness 2009」と題された夏フェスの会場となっていたわけですが、それに行ってきました。
開始は昼からで終わるのが夜。夜も23時なんかじゃなくて20時ちょい前くらい、というもので、夜遅くまでロックをガンガンに演奏する、というようなものとは異なっていました。
もともと高橋幸宏氏が昨夏同名イベントを行い、その第2弾ということだったんですが、私のお目当ては

http://d.hatena.ne.jp/mussel/20090416/1239859540

以来2回目となる相対性理論

出番はラストのYMOの直前でメインステージではなくレフトステージと呼ばれる小さなステージでの演奏となっていました。
それもあってレフトステージの最前から10mか15mくらいの位置に配布されたシートを敷いて場所を確保し、開始から、
レフト、センター、レフト、センター、と繰り返される出演陣の演奏を見聴きし時々寝たり書籍に目を通したわけです。
スーパードライアサヒビールの製品でビールといえば麒麟の苦いラガーしかなかった時代に革命を起こした、ということが今だに商品開発、マーケティングの逸話として、テキストに載っていることでも知られています)を飲みながら。周囲の気になる音楽ファンに目を常に配りながら。
出演者は、公式サイトからコピペするとこんな感じ・ド・エース(出演順も)。

13:00 mi-gu
13:20 pupa (〓)
13:50 コトリンゴ
14:10 LOVE PSYCHEDELICO
14:45 高野寛
15:05 Y.Sunahara (△)
15:35 ASA-CHANG&巡礼
16:00 スチャダラパー
16:30 THE DUB FLOWER (◎)
16:50 Chara
17:25 グラノーラ・ボーイズ (◇)
17:50 ムーンライダーズ
18:30 相対性理論
18:50 Yellow Magic Orchestra

備考
〓 ボーカルは薬師丸ひろ子氏ではありません(原田知世氏です)
△ これにならえば私は J.Fukuda ですが、氏は元・電気グルーヴのまりん氏です。
◎ ラッパー、いとうせいこう氏とかせきさいだあ氏など
◇ キリンジ兄弟の兄、堀込高樹氏のバンド

退場から新木場駅の混雑は御免こうむりたいのでラストYMOの演奏の途中で会場を後にしました。
もったいない?
いえ、1曲目の「Hello,Goodbye」を聴けただけで大満足です。ビートルズです。
数年前に東京ドームでポール・マッカートニーがライブをやった時に、1曲目でそれをplayしたのを当然思い出しました。
高橋幸宏氏のボーカルは安定していますね。Hello,Hello!

ところで高野寛氏は今風に言えば、何とか王子とでも言うべき立ち姿で今年確かデビュー20周年だとか。
「ベステンダンク」という曲から始まり、3曲目くらいには「虹の都へ」を。
この2曲が聴けたので満足度は高いです。
その他、ラブサイケデリコはパワフルであり、Superflyを、あるいはMaki Oguroを彷彿とさせかけました。
また、スチャダラパーロボ宙氏とともに「今夜はブギーバック」を。
小沢健二氏のパートはCDを流していました。
それを楽屋かどこかで聴いていた小山田圭吾氏は何を感じたのでしょうか。
別に何も?
それからスチャとの関係性で言えば、元・電気のまりんという存在もお忘れなく。
誰がどんな関係性を忘れないようにすべきなのか、は、わかりません。

相対性理論については、そのファンのマナーが気になりました、というより、嫌だなと思う観客が何人も目につきました。
書くのもいやなので書きませんが嫌な思いをしたくはない、楽しいお祭りなのに、と強く思った次第です。
でもあいかわらずやくしまるえつこ氏はオーディエンスをゆっくり右から左へ、左から右へと凝視して歌っていました。
私もできる範囲で目を見つめ返したものです。
当然ギターの男性は、痩身で本当になんとか王子と呼ぶべきスタイルでした。相変わらず。

同日には同じ京葉線沿いの海浜幕張にある幕張メッセなどの会場で、「サマーソニック」というフェスが開催されていたようです。
見たかったとすればティン・ティンズ。出たんでしたっけ??

ま、野外でお昼からビールなどを飲み血中アルコール濃度を高めて音楽をのんびり聴くのはいいですよ。

その翌日から私は研究生活に戻り、昨日に至るまで毎日毎日研究研究だったわけですから、音楽とビールで過ごす芝生の上というのは素敵なリラックスになったんですね、本当に。
研究の日々は私から体重を奪取しているようにも思えます。
ランニングの効果もあるんでしょうけどね。