Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

七尾旅人氏のライヴについて

昨晩、渋谷O-eastだったかO-westだったか、多分前者のライブハウスにて、七尾旅人氏のワンマン・ライヴが開催されたので、原稿を出した後にダッシュで(実際にはダッシュしていませんが、気持ち的にはダッシュで)会場へ。スタンディングだと思っていたらパイプ椅子が並べられていたのでドリンク・チケットと缶ビールofハイネケンを引き換えて右側後方の椅子に着座、開演を待っていました。
開演までは細身の男性DJがややノイズっぽいような感じ?何と言えば良いのでしょうか、ざらついたような、あるいはスモーキーな、つまりは澄んだ感じではないサウンド感で色々な洋楽邦楽をつないでいて、そんな中、唯一昔所持していた音楽が流れたのは殊の外嬉しくて、懐かしくて・・・・その曲はカヒミ・カリィ氏の曲で小山田圭吾氏が低音ヴォイスでハモっているという静かな歌でした。
さて、開演し、終演までは4時間弱、長い長いライヴで、あぁ椅子を確保できてよかった、結構椅子にありつけなかった人も多かったし、という感想で、基本旅人氏ソロで、アコギを特殊な奏法でplayするからなのかどうか、しばしばチューニングを直すなどしており、それもあってか関係ないのか、トークがかなり長めでした*1
基本ソロでアコギと各種エフェクターを用いたリアルタイムでのループ作成、空間系ゆるふわ系バイオレンス系様々なエフェクトをかけたり、かけなかったり、純粋なアコースティックあり、囁きかけるような唱法もあり・・・・
今書きながら、最新アルバム 『billion voices』を聴いています。

昨夜もこのアルバムから多くの曲を披露していました。
実に素晴らしい!
「I WANNA BE A ROCK STAR」 という歌はプリンスみたいにハイテンション!
「1979、東京」という歌は自身の誕生場面から始まり、若い両親の描写なんかが秀逸。MUJIで、いや、MAJIで両親にプレゼントしようかなと思った次第です。あるいは最近親になった妹夫婦に。
ちなみに開演前にplayしていたDJは、やけのはら氏でした。
ライヴにも途中で登場してラップしてました。
痩せすぎクラブのメンバーっぽい長身痩身でありました。
そういえば昨夜は何かの曲の中で、やけ氏もステージにいた時でしたが(多分)、スチャダラパーサマージャム95」の有名なサビを歌っていました。

(↑ここまで書いたあと、過去の自分の書き込みを読みなおしたりkoo氏の曲を聴いてみたり色々していたので、この先に↓書き連ねることは、↑ここまでの感じとはどこか違ってくるでしょうね)

飛び入りゲストのSalyu氏(Show-Say!初見、でも小さなライヴハウスで本気のヴォイス、Super Voice の主でした。感動しました)、『billion voices』に収録されている「one voice (もしもわたしが声を出せたら)」を歌ってくれてエクセレント(秀逸)!
旅人氏とのかけあいによる声出し(歌になる以前の、直前の、“美しき呻き”というかハミングのような小さな叫びのような種々の声、種々のvoices)もオモロかったです。

会場には、初・旅人ライヴと思しき人もわりといて、何回も「天才だ・・・」という声を聴きました。あと単独客(つまりソロ)が結構おりました。X-JAPAN米米CLUBのライヴにはあまりいないであろう単独客が。確かキリンジのライヴも結構単独客が多かった筈。

ビリオン・ヴォイシズ

ビリオン・ヴォイシズ

なお、Show-Say!(not小学生but小生)が七尾旅人氏のライブを見たのは1年強ぶりで、前回は
http://d.hatena.ne.jp/mussel/20090412/1239549339
にあるとおり、2009年4月8日の池袋ライブinnロサでのイベント、『"シャーリーの好色人生と転落人生"公開記念LIVE 好色唄合戦と転落音図かん』でした。他に「埋火」と「相対性理論」が出ており、旅人氏は「渡邊琢磨(COMBO PIANO七尾旅人×外山明×cheru(PoPoyans)」という(大橋)トリオでplayしていましたよ。

*1:福田十二指腸は大いにその長くダラダラと面白いトークを満喫しました、が、同行した、フランスのAirアイルランドMy Bloody ValentineイングランドのFairport Convention、日本のキリンジスチャダラパーNumber Girl を好む人物は、長すぎるトークに辟易していたことは記憶に新しい