自然派音楽家、あるいは天然音楽家としての高橋優

高橋優氏は自然派音楽家、あるいは天然音楽家である。
そう私は断言します（富沢イッセイ氏のように）。
こんなことを言うのは、別に彼がワイルドライフに関する歌を歌うからではなく、天然ボケなわけでもありません。
部屋ではB'zを聴いた、ドリカムを聴いた、などと歌う彼はあまりにリアルな、リアルすぎて地上から1mmも浮いていない、他のＧＴ系ミュージシャン（ＧパンにＴシャツというスタイルでアコギを奏でて歌う面々）よりも本質的に自然体であり飾らない歌詞を書く人物である！！！
そうです、そのスタイルは森高千里スタイルとも言えましょう。
森高千里氏は、歌詞に、お気に入りはプリプリ、と、音楽好きであろう元彼が好まないであろう歌手名を登場させ、ストーンズ聞かなきゃもぐりと呼ばれるぜなどと偉そうに言うオッサンを馬鹿にしました。
飾らないと言う言葉の意味は、森高氏や高橋氏の音楽を聴けばわかるんじゃないでしょうか。
もっとも、私は飾りまくった歌詞の音楽が大好きでもあります。例えば米米CLUBの「Sexy Power」や、米米CLUBの「TIME STOP」、米米CLUBの「So Cool」、米米CLUBの「Special Love」のような（ここに挙げた曲は「Time Stop」以外はいずれもSで始まる曲でした、奇遇にも）。