Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

「ごめんね青春!」最終回

2013年は「あまちゃん」、今年2014年は「なぞの転校生」と「ごめんね青春!」。
私が特に好んで見たテレヴィ・ドラマです。
今日、「ごめんね青春!」が最終回を迎えました。
脚本担当のクドカン氏は、今回のドラマが“日曜劇場”ということで、翌日、月曜日の朝をちょいと元気に迎えることができる、そんな具合のドラマにしたいという思いがあったそうですが、終始明るいムードで、他のクドカン・ドラマのような破天荒さやヴァイオレンス性は希薄。
今の自分の心身の健康状態には、この“感じ”がとてもよくフィットしました。

さて、↑に記しましたが、三浦大地氏のアルバムと、氏が在籍したFolderのアルバムを、最近立て続けに購入しましたが、Folderに在籍していた満島ひかり氏が「ごめんね青春!」ではヒロイン的な立ち位置であり、非常に魅力的なキャラクターでした。
園子温監督の「愛のむきだし」でみせたキレっぷりで注目を集めた満島ひかり氏は、痩身という身体的特徴もあって(だと思うのですが)、テレヴィ・ドラマでは、罪や病などの、闇・影を背負った役柄を演じることが多いような印象を私はもっており(ついでに言えば、瑛太氏との共演が多い気もし)ます。
が、今回の蜂谷りさ先生という役はエキセントリックな教師であり、毎回叫びまくるというキレっぷりが見ていて爽快でした。

あまちゃん」で小泉今日子氏が演じた(大人になった)天野春子が叫びまくっていたことを思い出します。

主演の錦戸亮氏が備えた外見的魅力が存分に発揮されており(クドカン・ドラマには「流星の絆」以来の出演)、高校生たちは皆キュートでありました。
関ジャニ∞の錦戸氏のJ事務所の先輩にあたる、V6の岡田准一氏は、“TBS日曜劇場”の1時間前(開始時間が1時間前という意味)、“NHK大河ドラマ”「軍師官兵衛」で主人公の黒田官兵衛を演じており、このドラマも今夜が最終回。毎回見たわけではないですが、岡田氏は頭髪を剃り上げて熱演。ド迫力の演技に私は魅入っていました。

話が行ったり来たりしていますが、「ごめんね青春!」最終回を先ほど見ながら声を出して笑っていた時、その笑い方、笑い声に覚えがあり、すぐ亡き父のそれに類似しているのだと気付きました。

私の父は亡くなっているため、齢を重ねることはありません。
つまり、私が生き続けるということは、父との年齢差が縮まっていくことを意味します。
父が(私を得て)父となった年齢は、私が(長男を得て)父となった年齢と同じ。
私が書く文字はかつての父のそれに、私の笑い声や笑い方はかつての父のそれに、年々近づいています。
これが遺伝ってものなんでしょうか。
それとも父の霊体が私の中に一部入り込んでいるのでしょうか。