SONGS 大滝詠一 特集を2016年12月9日の深夜2時に見ながら、今年購入した40枚弱の音楽アルバム*1の中で最も素晴らしいと感じた作品は、『ファントーム』宇多田ヒカル ではなく、『デビュー・アゲン』という大滝詠一の32年ぶりの新作だったと再認識しています。
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宇多田ヒカルの久々の新作である『ファントーム』も、それはそれは美しい作品で、聴きまくっています。
が、日本のポピュラー・ミュージック史的に見ても大滝詠一の新作が出たという意味は大きく、私個人史的にもやはり意味の大きな出来事、いわば事件でした。
再放送されているSONGSでは薬師丸ひろ子がセカンドシングルである主演映画主題歌「探偵物語」を披露していましたが、ドラマ「あまちゃん」では映画「探偵物語」オマージュ(松田優作と薬師丸ひろ子の抱擁→松田龍平と能年玲奈の抱擁)が見られたのみならず、これは先日カラオケでこの歌を歌ってみて気付いたことですが、「あまちゃん」で小泉今日子や能年玲奈、橋本愛、そして薬師丸ひろ子によって歌われる「潮騒のメモリー」の《潮騒》は、「探偵物語」の歌詞において重要なモチーフになってもいるのです。
私が少年時代に妙に心惹かれた歌があり、それは小泉今日子の「怪盗ルビイ」なのですが(級友池田氏と替え歌を歌いまくる程度には好きでした)、この歌の大滝詠一バージョンも『デビュー・アゲン』には収められています。小泉今日子、薬師丸ひろ子、松田聖子に提供した曲が一枚に収まっているのです。
なお「あまちゃん」では、松田聖子に憧れてアイドルを目指す小泉今日子が大滝詠一作の「風立ちぬ」を歌って公開オーディションに合格するというシーンが何度も流れました。
いやはや。
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