Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

光化学スモッグ

「池袋交差点24時」というポッドキャスト(by 加藤ひさし氏 & 古市コータロー氏 from ザ・コレクターズ)は私に文字通りの爆笑を促す放送内容なのですが、そのポッドキャストの第何回目だったか、かつて子供時代に「光化学スモッグ」という公害が世間を騒がせた、という話題で盛り上がっていました。
As for me,小学校時代それが何なのか理解できないまでも、いや、理解不能であるからこそ、「光化学スモッグ」という言葉の響きがもたらす化学的/科学的/近未来感が特撮SFにも通ずる恐ろしさとカッコよさみたいなものを感じさせたことをなんとなく覚えています、と今書きながら、いや、ほとんど覚えていないな、捏造された記憶の類だなこれは、と結局思い直しています。
光化学スモッグ」が話題にのぼった回のポッドキャストを聴きながら私は上述のように、自分の子供時代を思い出した、というよりも、ここ数年聞くことのなかった言葉「光化学スモッグ」の懐かしさが、小学校の校庭に溢れる眩しすぎる夏の光線を胸に甦らせました。
いや、眩しすぎる夏の光線が溢れ出しそうになっている小学校の校庭を想起させました、と書く方が良いですね。
「いいんですか?」*1
「いいんです!」

ポッドキャストを聴き直してみたら当該の回は「第13回 カルト教団で洗脳!?の巻」でした。
http://bukuro24.seesaa.net/article/116535462.html
コータローくん*2いわく

  • 春になったら「花粉症がきつくてね・・・」と言えて一人前ってところがある(花粉症じゃないからそうは言えない)
  • 1995年くらいにふたり*3は60年代の小さいバイクにはまった
  • 奥多摩をふたりで上半身裸で昭和の暴走族のような走り方をした
  • 「裸で走るな!」と警官に注意された
  • その時、奥多摩の工場の従業員がわざわざ外に出てきて応援してくれた
  • みんな前歯がなかった=ヤンキーだった
  • その頃、70年代のバイク、スズキのGT125に乗っていた*4
  • いつもバイクで都バスのすぐ後ろを走っていた
  • それは排気ガスで鼻を鍛えるため
  • だから花粉症にならなくて済む
  • 花粉症にならない理由には光化学スモッグの時代に育ったことも関係している
  • 自称「光化学スモッグの落とし子」
  • 目白は光化学タウン
  • 小学校で光化学スモッグ発令中というアナウンスがあると「ウォー!」と盛り上がった
  • その場合は帰って良いが、学校を出ると一瞬「ピリッ」と張り詰めた感じがした(先入観だったのかもしれない)
  • 「やべぇこれホントに光化学スモッグだ!死ぬぜ!」
  • でも結局帰宅後には外に出て遊ぶ(つまり学校では責任を負えないから家に帰す/返すということ)
  • バンド名「光化学スモッグ」っていいね
  • それよりアルバム名「光化学スモッグ」だね
  • バンド名は「オイルショック」がいいね
  • 小学校でオイルショックが「流行った」
  • 花粉症じゃないけど光化学スモッグの時は目がシバシバした
  • コンプレッサーがかかって圧迫される(頭が)
  • ウルトラセブンで昔あったシーンのように頭を抱て倒れ込むのを演じていた

ということらしいですよ。

上の箇条書きでわかるように話の流れが、
「花粉症→バイク→鼻を鍛えているから花粉症にならない→光化学スモッグで育ったことも花粉症ではない理由→オイルショック光化学スモッグ
と、バイクの話の直前にしていた花粉症の話題がバイクの話の後に再登場している流れが極めて自然、つまり話者(ふたり)が予め決めていたとは思えない偶然の展開で、会話が生き物のようにピチピチとしており、それ自体自由意志を有しているかのうような自在の動きをするようです。それがこのポッドキャストの魅力でもあると思います。

ところでザ・コレクターズのメンバーのうちこのポッドキャストの話者であるふたりを含む4人編成のバンド、コータロー・アンド・ザ・ビザールメンを御存知?
http://www.youth-inc.co.jp/special/kotaro/index.html
このWebサイトに記されているビザールメンの心得は次の通り(引用)。

  1. あえて60年代オリジナルTEISCOの楽器のみを使用すること(再生産モデルもいい出来だが)。
  2. 赤いチョッキとビールは中ジョッキを粋と感じること。
  3. 驚いた時には「しびれた!」と言うこと。
  4. 音楽の神様は西はバッハ、東は加山雄三氏であると言うことを忘れぬこと。
  5. ニットタイは黒。細さは5cmであること。
  6. スインギィング・ロンドンは日本では団塊の世代の青春だったと聴いて驚かぬこと。
  7. 年号を昭和で数えること。
  8. ボックスとツイストが踊れること。
  9. 足利市に行く時には気をつけること(昭和40年にエレキ禁止令を出した街)。
  10. 一日一膳。ギターは六弦。を守りぬく事。

WebサイトからTシャツも買えるようですね!
Alfred氏に買ってもらおうかなぁ・・・・・。

で、彼らコータロー・アンド・ザ・ビザールメンの次のライブについて、上のWebサイトの掲示板にスタッフ氏が書き込んでいた内容を引用すると、

7月12日(日)新宿レッドクロス
夏のエレキ道場 〜光化学スモッグに気をつけろ! 夏だ!海だ!ビザールメンだ!〜
16:30 open/17:00 start
\3500(前売り)/\3800(当日) ドリンク代別\500
出演:KOTARO AND THE BIZARRE MEN(ワンマン)と前座(思案中です。:ヨーヨー少年又は人間ポンプ又はフラダンスおばさん又はサムシング)

とのことです。
光化学スモッグに気をつけろ!」
期待できそう!曲は一回も聴いたことがないけれど!この記事を書き終えたらWebサイトからリンクされているyoutube動画を見てみる所存!
このライブのサブタイトルに「光化学スモッグ」とついていますが、「光化学スモッグ」に言及した回のポッドキャスト放送時には既に確定していたようで、つまり、サブタイトルが頭のどこかにあったため、花粉症の話からバイク話を経て光化学スモッグが話題に上ったとも考えられますね。
と、自由に展開していくふたりの話題、その道筋を分析的にみてしまいましたが、そんなことをしてみても面白くないですね。
相当無駄なことをしました。
しかし私は昔から無駄なことをしまくっており、例えば(以下延々と無駄なことをしてきたということを無駄に長く記述した内容を全部削除!)。

*1:not RADWIMPS but 川平慈英氏。

*2:加藤ひさし氏がそう呼んでいるので「氏」ではなく「くん」を敬称にしています

*3:パーソナリティのふたり

*4:60年代バイクにはまった95年頃とは別の話なのか、放送を聴いてもわからない!