Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

私の読書法

上記、蒸気にまみれた一行にてShow-Say!(小生)は次のように述べています。

Mussel Docking で最も死蔵書籍を多く有する男、それが、こ、の、ボ、ク、福田十二指腸です。

そうです、Show-Say!は死蔵書籍ないしは死蔵図書をかなり多く有しております。自宅(の3つの部屋)、実家、職場(のデスクとキャビネット≠内閣)といった多箇所に。
そんなShow-Say!ですが、後生大事に読みもしない書籍を長年保有し続ける無意味さを感じてもおり、ついに行動に出ました!どんな?
それは、こんな行動です。
すわなち、入浴時、浴槽に張った湯に身を浸している時に読むことにしたのです。
ただしハードカヴァー、いわゆる単行本は浴室に持ち込みません。雑誌もです。
持ち込むのは、文庫や新書、ソフトカヴァーの書籍です。
最近では、

  • 「3分でわかる問題解決の基本」大石哲之著(日本実業出版社
  • 「四十路越え! 」湯山玲子著(角川文庫)
  • 「やってはいけない筋トレ」坂詰真二著(青春新書インテリジェンス)

を浴槽の湯に身体/肉体を沈めて蓋/板の上で読みました。

3分でわかる問題解決の基本

3分でわかる問題解決の基本

四十路越え! (角川文庫)

四十路越え! (角川文庫)

やってはいけない筋トレ (青春新書インテリジェンス)

やってはいけない筋トレ (青春新書インテリジェンス)

大石哲之氏、湯山玲子氏、坂詰真二氏、この3氏の著作をある短期間のうちに浴室内で読んだ人はそれほど多くないように思います。
だから何だという話ですよね。そうですよね。

ところで、ドラマ化もされた「主に泣いてます」や、アニメ化された「海月姫」などでも知られる東村アキコ氏の自伝漫画、「かくかくしかじか」の最新巻、待望の第3巻が発売されました(つい数日前)。

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

さっそくShow-Say!は読みました(発売されたばかりの待望の第3巻を電車に揺られながら)。
P82〜84、あるいはそこに至るP77。
自分の中/内/奥/核から湧き上がる燃え上がる堪えても我慢して目ぇ逸らして無視しようとしてもそうはできないできそうにないできるわけがない情熱/マグマ/夢に対する思い/重い/想いに外部からの圧力によって改めて気付かされた主人公=林さん=現在の東村アキコ氏が行動を起こす場面。
気付けば自分自身に置き換えて読んでいました。既に何かを成し遂げている東村氏とは全然違い、いまだ何も成し遂げていない自分ごときが…
Yes,もちろんそうです、ちゃんちゃらおかしいです。
が、
しかし、
それでも自分のここまでの平凡で退屈で淡泊な人生にも幾つか岐路はあって、幅員太き本道の脇に小さくひょろりと伸びた枝のように頼りない小路を外部からの圧力、簡単に言えば身を置いている状況/環境から脱出したいという大いなる脱出(The great escape)への渇望から、迷わず選択したことがあったのです。
そのような、嫌気がさした時の勢い任せの決断が自身をぐいっと別の進路に変えたと思っているのですが、そんなShow-Say!は現在、

  • 「星座と文学」福永信著(メディア総合研究所)

を読み始めたばかりです。

星座と文学

星座と文学

Do You Know 福永信 ?

風変わりな小説を多くもなく少なくもなくといった数、書いている作家です。
私が最も敬愛する作家の1人で、最も信頼を置いている作家と言えます。
実は何度かお会いしてお話させていただいたこともあります。
サインをいただいた際、Show-Say!の本名(名字でなく名前)を書いて下さるというので、名と書き方=漢字を告げると、その名は(今は亡き我が)父が好きだった作家の名を頂戴したものなのですが、それに気付いてくださったのでした。
なお、色々諸々様々な状況に身を置けど、さほどの緊張というものをしないShow-Say!、福永信氏に初めて挨拶をさせていただいた時(前述のサインをいただいた時です。そう、あれは秋葉原で行われた何年も前の「文学フリマ」でのことでした)は過去数年したことのない緊張をしたことは今も忘れません。
私が好きな氏の作品は、短編「私の洛外図」(『群像』2005年5月号)です。
駄長文はこの辺で切り上げます。