Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

僕が宮田さんの名を知ったのは、堂島孝平経由であります

先日、ドラマーの宮田繁男さんが逝去されました。
オリジナルラブのメンバーであるそうですが、そのことを僕は知りませんでした。僕が宮田さんの名を知ったのは、堂島孝平経由であります。「センチメンタル・シティ・ロマンス」という曲の、編曲およびドラム演奏が宮田さんでした。
この曲を聴くと、なぜかいつもドラムスティックを手にしてエアドラムをしたい衝動に駆られてしまう(そして実際にそれをやる)。ベースやパーカッションと絡み合うドラムがすごくかっこいいのです。


この「センチメンタル・シティ・ロマンス」という曲は、堂島孝平がGo Go King Recordersと出会う少し前くらいに出した曲です。GGKRとの共同作業で全てを一旦壊してから出直す(と僕は理解してます)ことになる堂島孝平が、その前の段階の中で到達した最終地点が、この「センチメンタル・シティ・ロマンス」であり、またその次の「セピア」であるわけです。セピアは真心ブラザーズの桜井氏が関わった作品ですが、これらの曲を聴き、その成熟した音の世界に心打たれる度に、宮田さんや桜井さんとのタッグで作られた堂島曲がもっとあればいいのにという思いが去来します。しかしながら、GGKR堂島孝平の化学反応をネ申とあがめる僕ですので、宮田さんとの関係をひとまず解消して次に進んだ堂島孝平の選択を良しとせざるを得ないのです。

ちなみに、「センチメンタル・シティー・ロマンス」とは73年に結成されたバンドから取られた曲名であり、このバンドはメンバーチェンジを繰り返しながら現在でも活動を続けているようです。僕も今までほとんど知らなかったのですが、この記事執筆を機に聴いてみたら、洋楽志向のかっこいい音で驚きました。


いまでも現役でライブ活動を行っている模様です。

このバンドのことを知らなかったことが恥ずかしくなるくらい素晴らしい演奏だと思います。

宮田繁男さんとセンチメンタル・シティ・ロマンス。この両者が堂島孝平の手によって結び付けられるのは、なにか素敵な感じ。