Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

フェスに行って思ったこと

両親が暮らす家の近所でロックフェスが開催された!という情報に衝撃を得た去年の夏。
近くに大都市がなく交通の便もよくないこの地でフェスがあるなんて信じられなかったので、
次は自分の目で確かめることを誓いました。
そして早くも巡ってきた今年の夏。先日第2回が開催されたWild Bunch Fest.に参加してきました。
僕が見たのはSuperfly、the telephonesでんぱ組.inc、レキシ、ユニコーンの五組だけで、
体調が悪く移動もほとんどしないまま途中で離脱してしまったんですが、それでもフェスの雰囲気は十分楽しめました。
会場は海が近くて広さも十分で、素晴らしかったです。
個々のミュージシャンに対する感想は書ききれないほどありますが、全般的な感想として思うことは、
観客のみなさんがみなよく踊るな、ということと、
人を踊らせるには本能的な部分へ訴えかけることが大事なのだなということです。
本能に訴えかけるってどんなことかな?というのを今考えているところです。
テンションの高さ、演奏技術の高さ、…いろいろな要素がありそうですが。
悔やまれるのは、The Birthdayの出番を待たずに会場を出てしまったことです。
外へと漏れてくる音を聞いて引き返したくなったものの、体調の悪化がひどくてあきらめました。

小さな町にロックフェスがやってきたらそらもう町中大騒ぎなのかと思っていましたが、
両日とも町は至って平穏であり、そういうものがあることすら皆知らないのではないか、という感じでした。
会場の周囲の道路は確かに渋滞していましたが、異変はそれくらいです。
世の中は秩序正しく回っており、しっかりオーガナイズされたイベントはその秩序を乱すことなく大人数を動かすことができる。
これは素晴らしいことです。
しかし、逆にいえば、どれだけ大きなイベントでも、自分でアンテナを張っていないと、
それが自分のすぐそばで起きていても感知できないままに過ぎていってしまう。
新聞とテレビ、そしてインターネットがあれば世の中の出来事はだいたいわかるなんて思うのは間違いですね。

このフェスをきっかけに(実際にライブは見ていなくても)知ったミュージシャンは数多く、
音楽も自分から能動的に知ろうとしないと新しいものには触れられないのだな、と思いました。
10-Feetとか奇妙礼太郎とか、これから聴いてみます。

以上、日焼け対策を怠りこんがりいい色になったアルフレッドでした。