Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

セブン&愛による、愛と緑の商業空間「グランツリー武蔵小杉」11月開業

南北に走る東急東横線南武線が東西方向にクロスする、その交差地点に位置するのが武蔵小杉駅
東横線武蔵小杉駅の西口にはイトーヨーカドーがあるのですが、この11月下旬、すなわち約4か月後、東口徒歩数分の場所に、セブン&アイの新たな商業施設が開業することが決まっています。

  • 株式会社モール・エスシー開発

http://www.mall-sc.co.jp/news/2014/151

上記ニュースリリースより引用します。

『グランツリー武蔵小杉』は、2014年11月下旬に地域最大規模の商業施設として
オープンいたします。
当施設は、「都会の中の家族のオアシス」を目指し、こだわりの共有スペースの充実を図ります。

1Fメインエントランスから4Fまで続く清々しいくつろぎの吹き抜け空間「AQUA GARDEN(アクアガーデン)」では、高さ14m上から音と光の演出とともに流れる美しい水のオブジェがお客様をお迎えします。

屋上には、お子様やご家族からシニアの方まで、最高に気持ちの良い時間をお過ごしいただけるよう、
様々な種類の季節の樹木や花々を楽しめる約4,300m2の日本最大級の屋上庭園
「The Roof Park(ザ・ルーフパーク)」を設置します。

以上、引用。
引用元は上記ニュースリリースhttp://www.mall-sc.co.jp/news/2014/151)。

そうですか、「グランツリー」ですか。
「巨木」、「大木」、「大樹」、「寄らば大樹」、あるいは「BIG TREE」。

さて、西にヨーカドーがあるのに同じ駅の東口にもヨーカドー?
そんなわけないか。面積規模がヨーカドー単独店舗にしては大きいものね・・・
ということで、セブン&アイが展開するショッピングセンターのアリオとなる予定だったみたいですが(下記参照)、アリオではなく、別の名を冠した都市型商業施設ができるようです。

  • たいにー・すちゃらかのーと
    • 2014年03月27日
    • 「ついに発表!(仮称)アリオ武蔵小杉改め、GRAND TREE MUSASHIKOSUGI、今秋開業予定」

http://wankuma.seesaa.net/article/392743443.html

上記ブログより引用いたします。

昨年来、武蔵小杉の新たな商業施設として、その動向、方向性が注目されていた、仮称・アリオ武蔵小杉。
その『仮称』が、ついに取り外される日がやってきた。

今秋オープン予定の、ショッピングモール名は……
仮称・アリオ武蔵小杉改め、『GRAND TREE MUSASHIKOSUGI』(グランツリー武蔵小杉)に決定した。

以上、引用。
引用元は上記ブログ(http://wankuma.seesaa.net/article/392743443.html

更に同ブログより引用します。

この春のLalaテラスの開業、そして秋のGRAND TREEオープン。
武蔵小杉に人が集う要素が一つ、そしてまた一つと増えていく。

今まで『どこへでも行ける街』だった、武蔵小杉。
これからは『どこからでも来られる街、武蔵小杉』と呼ばれるようになってほしいものである。
よし、今いいこと言った。
このキャッチフレーズを流行らせよう(無理か)。

以上、引用。
引用元は上記ブログ(http://wankuma.seesaa.net/article/392743443.html

ブログ記事内では『どこからでも来られる街、武蔵小杉』というキャッチフレーズを提唱し、流行らせようと力強く宣言した直後、天空に突き上げたその拳を照れ笑いしながらそ〜っと下している様子がうかがえますが、いいえ、このキャッチフレーズは流行ると思いますよ。
富沢イッセイ氏ばりには断言できませんが。

続いて、武蔵小杉ライフの公式ブログの記事を紹介します。

  • 武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)
    • 2014年5月10日
    • 「『グランツリー武蔵小杉』の『イトーヨーカドー新武蔵小杉店(仮称)』がスタッフ募集開始、既存店より『ワンランク上』の上位店に」

http://musashikosugi.blog.shinobi.jp/Entry/2653/

核テナント、アンカーテナント、キーテナントの1つとして、イトーヨーカドーが入居するとのことです。入居ってのも変ですね、核テナントなのでこのショッピングモールの軸であり肝であり、まず、この軸が定まって、その後、衛星のように他のテナントが様々な役割を期待されて配置されるという感じでしょうからね。

さて、蒸気ブログ、否、上記ブログより、飲用、否、引用しますと、
(わかりやすく書き直すと、「上記ブログより引用しますと」)

「グランツリー武蔵小杉」のキーテナントのひとつ「イトーヨーカドー」がオープニングスタッフの募集を開始しました。
店舗名は「新武蔵小杉店(仮称)」とされ、「いつもと違うイトーヨーカドー」をコンセプトに、「ワンランク上の上質なスーパーマーケット」として既存店よりも上位に位置づけられることがわかりました。

今回のオープニングスタッフ募集冊子で示された「新・イトーヨーカドー」のコンセプトはこのリリースにも合致したもので、グランツリー武蔵小杉においては、従来のイトーヨーカドーよりも「上質」路線にシフトし、上位ブランドとして位置付けることあきらかにしています。

「いつもと違う“イトーヨーカドー”」ですから、「イトーヨーカドー」という名称はそのまま使われるように思います。
それほど極端に高級スーパー化させるわけではないでしょうが、少なくとも既存店舗とは一味違ったものにはなるようです。

武蔵小杉駅周辺には「イトーヨーカドー武蔵小杉店」のほか、「東急ストア」「マルエツ」「フーディアム」「デリド」「大野屋」などのスーパーマーケットがしのぎを削っています。
さらには「ららテラス」の「小杉マルシェ(成城石井、九州屋、魚力など)」も参戦し、競合が激化しているところです。

「グランツリー武蔵小杉」の「イトーヨーカドー新武蔵小杉店(仮称)」はここに最後発として加わるわけです。
特に「イトーヨーカドー」既存店と同じものを作っても仕方ない、というのは妥当な判断ではないかと思います。

■「(仮称)アリオ武蔵小杉」の店舗(候補)リスト
1.イトーヨーカドー(スーパーマーケット)※既存店よりも上位ブランド
2.そごう・西武(百貨店)
3.ロフト(生活雑貨)
4.アカチャンホンポ(育児用品)
5.フランフラン(生活雑貨)
6.セブン保険ショップ保険ショップ
7.保育所
8.HAND BAKES(カフェレストラン)
9.シェアパーク(アパレル、雑貨、文具等)
10.BEST ISHIDA(高級腕時計店)
11.GRILL&BAR ANTIBES(アンティーブ)(地中海料理

これまでに判明している他のテナントも振り返ると、「グランツリー武蔵小杉」は、当初のリリース通り、やはり既存の「アリオ」「イトーヨーカドー」よりも明確に上位ブランドとして開発されていることがわかります。

武蔵小杉エリア内だけでなく、「ラゾーナ川崎プラザ」などとも競合する立地にあって、中途半端なものを作っては厳しいでしょうから、差別化をはかるということでしょう。

以上3箇所(囲み箇所)、引用。
引用元 http://musashikosugi.blog.shinobi.jp/Entry/2653/

武蔵小杉ライフ 公式ブログ ということもあって、単に出来事を記すだけでなく、生活者の方が気になるポイントを的確に突いた非常に鋭い文章で構成されていると感じました。
筆者の方の洞察が大変参考になります。この商業施設自体とても気になりますが、地元の方が作られているこちらのブログは今後も閲覧させていただこうと思います。
(大変長く引用させていただき恐縮です。勝手に引用したのですが・・・)


そして、これが「グランツリー」のウェブサイト。
http://www.grand-tree.jp/

木ですよね。樹ですよね。巨樹、大樹、巨木、大木、BIG TREE、そして
11月下旬開業となれば、クリスマス・ツリーですよね。
首都の東側にはスカイツリーなる神々しいほどの巨樹がそびえておりますが、武蔵小杉には「愛」に満ち溢れた(上記ウェブサイト参照。テーマは「愛」だそうです。セブン&愛)新しい木、グランツリー、ブランニューツリーがすくっと立ち、緑に溢れた快適な空間を作り出すことになるのでしょうね。

セブン&アイが進める企業買収をみると、新たなに仲間に加わる企業は多様な顔ぶれから成り、イオンが食品スーパー連合を組み立てんとしている(つまり頑張っても高品質で高価格な世界ではなく、やっぱり日常の買い物の場なので安売りから逃れることは難しく、価値提供、価値創造という世界にぐぐっと接近するということはないんじゃないかという印象を個人的には有しています)のとは異なり、ショッピングモールに各企業の店舗が専門店として入店するような個性あふれる顔ぶれなわけで、価格以外の価値の面での訴求が非常に強い個性派軍団になってきていると感じます。
売上、利益の面ではセブンイレブンが圧倒的存在感をホールディングス全体の中で発揮していますが、オムニチャネル化が進むことでホールディングス内部的には強力なシナジー、連動が、ようやくうまれる(企業の顔触れが多彩であることがパワーになっていく)、という気がします。

セブン&アイ(セブン&愛)は、今後、アリオの積極展開は抑え、今後は都市型ショッピングセンターを、このグランツリー業態を展開するかもしれませんね。

総合スーパー業態の復活を目指してイオンはGGモールに岐路を見出そうとしているようですが、ヨーカドーはグランツリー化するかもしれないですね。
グランツリーを都市部に新たに建設しようとしても、余地はそれほど残されていないはずなので、となると自らの店舗を、施設を、転換ないし蘇生するというのが考えうる一手なんじゃないでしょうか。

最後に、グランツリー武蔵小杉の概要について、
http://www.grand-tree.jp/
より引用します。

施設名称
GRAND TREE MUSASHIKOSUGI

通 称
グランツリー武蔵小杉

グランドオープン
2014年 11月下旬

所在地
神奈川県川崎市中原区新丸子東3丁目1135番地
東京急行電鉄JR東日本武蔵小杉駅」から徒歩4分)

事業者
株式会社イトーヨーカ堂
株式会社モール・エスシー開発
セブン&アイ・ホールディングス傘下のデベロッパー会社)

建物設置者
株式会社イトーヨーカ堂

敷地面積
約24,900平方メートル

売場面積
約37,000平方メートル

建物構造
店舗:1F〜4F、地下1〜2階:駐車場・駐輪場、
屋上:屋上庭園

店舗数
約160店舗

公式HP
www.grand-tree.jp

Facebook
GRAND TREE MUSASHIKOSUGI

Twitter
@GTMUSASHIKOSUGI

以上、引用。
引用元 http://www.grand-tree.jp/


最後になりますが、セブン&アイ・フードシステム、すなわちデニーズというファミレスを展開しているセブン&アイのグループの、飲食業を営む企業がありますが、そこが
白ヤギ珈琲店」(http://www.7andi-fs.co.jp/shiroyagi/concept/
なる珈琲店を営業しているのです。現時点ではアリオ市原店の1階の1号店のみしか確認できませんが、グランツリー武蔵小杉に出店するそうなので、11月ないし12月に訪れた際には白ヤギ気分で珈琲を堪能したいと思っています。
言い忘れましたが、私、福田十二指腸は山羊座です。あしからず。

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