Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

メダカ飼育に関連して

ゼロ年代最後の輝けるゴールデン・ウィークは、山口県萩市を除けば初の山陰地方訪問となる出雲大社〜松江〜堺港および、姫路、浜松を周遊するという旅をしましたが、その旅の途中でキヨシローの死を知りました。
それについては別途記すとして、メダカたちは数日間の留守中、餌*1を食べず、恐らくは繁茂しつつある藻や自然発生しているミジンコ*2を食してサヴァイヴしていたんじゃなかろうか。
もっとも、たった数日間何も食べず何も飲まず風呂にも入らずといった生活を強いられたところで参っちゃうような軟な現代人 like me とは違いますよ、メダカは強いよ。
さて、でね、以前お知らせしたように
http://d.hatena.ne.jp/mussel/20090430/1241057559
我が家のベランダで飼育しているメダカ、冬は水底の赤玉土付近でじっとして過ごし、春になって水温上昇と共に活発になってきたわけですが、産卵シーズンでもあり、実際メスが腹部に卵を付着させたまま泳いでいる姿を4月中旬頃に見た!という目撃談もあるわけで*3、孵化が期待されて久しいのですが、しかしメダカの卵かと思われたものが実は同棲している貝の卵ではなかろうかという疑念が芽生えたことは記憶に新しいですね。
はてさて、今朝、ザ・ラスト・デイ・オヴ・ザ・ゴールデン・ウィーク・オヴ・ザ・ラスト・イヤー・オヴ・ゼロ・ネンダイ*4の朝、掃除や食器洗いを後回しにしてベランダに置いた彼ら彼女らの住居=100円ショップで購入した300円(税抜き)の台所の流しに置いて水を入れ洗い物をぶち込んでおくのに使うような、それが主たる使途であるプスティック容器、それに水、水草赤玉土、場合によっては流木やそのへんに生えていた雑草を引っこ抜いたもの、どこからともなく風に乗って飛来した樹葉(ジュバ)が入っているそんなメダカさん(敬称略さず)の住まいを、ベランダの最も部屋寄りに置かれたそれを、部屋の畳面にうつ伏せになって開け放した硝子戸と網戸から首から先をベランダ空間に突き出し、水面*5の上から覗き込むという所謂観察行為に耽っていました。
すると、水底に敷き詰められた赤玉土の一か所がモゴモゴ動いているではありませんか。
ん?以前にも見た赤虫のような細長いミミズ系の生物か?自然発生したのかなまた、と思ってみていると、それは体長2〜3mm程度の細長い赤茶色の野郎!
土からヘッドつまり頭部を出すと尺取虫然としたムーヴメントつまり動きで全身を土中から引き抜き水中にパッと出、次の瞬間には水面*6付近に。
で、次の瞬間にはその赤茶色の野郎、脱皮を開始!
なんとそれは蚊でした。蚊の孵化、いや、羽化。
10秒前後で成虫となった氏はしばし水面*7に6本脚で立ち、恐らくは羽根を乾燥させ、その後フワリと舞うように飛び立ち、隣の家のベランダとの閾として存在する、地震火事などの際には逃げるために簡単に割ることのできる特殊な造りになっている薄い壁に着地。
体が黒い吸血タイプのモスキートではなく、薄緑、やや黄色がかった浅黄色とでも称せるような色の体を持つ蚊。
その羽化を目撃しました。その報告でした。
これまでにも羽化直後かもしれないと思われる浅黄色の体をした蚊が水面*8に6本脚で立っているシーンを見たことはありましたし、ボウフラと呼ばれる蚊の幼虫、あるいは蛹なのか、抜け殻なのか、数mmの細長い野郎が水面*9付近を浮遊するところは見ていました。
が、羽化の瞬間は初めて見ました。
以前、2年程前、市川市の北部、梨畑や森林が散在する地で、アブラゼミの羽化の瞬間に立ち会ったこともあります。
一種の感動が胸に広がりました。

*1:通常飼い主である私=福田十二指腸が供している市販の乾燥餌

*2:目を凝らしてよーく見ると、理科の教科書の写真でかつて良く見たようなあんな形状を確かにしている!体長の10倍前後はあろうかという距離をヒュッ!と前進、その単位でヒュッ!ヒュッ!と移動する生物。単細胞生物?それとも?

*3:by me.

*4:ゼロ年代最後のゴールデン・ウィークの最終日

*5:Mi.Na.Mo.

*6:Mi!Na!Mo!

*7:Mi?Na?Mo?

*8:Mi.Na.Mo.

*9:Mi.Na.Mo.