Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

黄金週間2010 〜My Bloody Golden Week〜 PART1

今年は4月までは非常に寒く、降雨も多かったため我が家のベランダに住むメダカたちの産卵は遅々として進む兆しを見せず、ようやくここ数日の春めいた気候に後押しされるようにして徐々に活発化しつつあるようです。
以上、手短ですがメダカ報でした。

さて、マイブラと言えば、My Bloody Valentine というシューゲイザーの親玉、ノイズ系総本山でありラスボスとして知られるバンドですが、えぇ、私も2008年のフジロックでその轟音を耳にしましたよ、耳にしたというよりは全身で受け止めたという方が相応しいような体験で、音を全身に浴びる衝撃体験でしたが、My Bloody Golden Week というのはつまり2010年の黄金週間に私がインヴォルヴされた=巻き込まれた流血騒動を言い表したものです。

今年2010年の黄金週間、私は生後初の四国訪問を果たしました。
羽田空港から松山に飛び、松山市では道後温泉*1大街道の夜カフェ(mori cafe)とジャズバー*2、そして松山城*3を堪能しました。
松山市はJR松山駅の周辺は古い街であり外食や娯楽施設の入った古いビルが立っていましたが栄えている感じはなく、市電が張り巡らされた市内において商業的な盛り上がりがあるのは伊予鉄松山市駅高島屋併設。かつてそごうだったと聞きました)と大街道というアーケード商店街。

松山堪能後、四国2日目の午後、坊っちゃんエクスプレスなるバスで高松市に移動し(∵鉄道がない)パクイチ(一泊)しました。
JR高松駅周辺は先日訪問したJR水戸駅周辺に似た「新品感」で、新しく整備された駅前広場と周辺のビルはピカピカ。
JR松山駅のレトロさ(あまり良い意味ではなく)とは対照的でしたが、2つのJR駅周辺に共通するのは商業的盛り上がりの中心地ではないということ。
高松には駅から離れた場所にゆめタウン*4というニトリ無印良品、ライトオンなどを擁する大型SC*5があり、JR駅前は新しくはあっても若人や家族連れが訪れるような魅力的な場はなさそうでした。
JR高松駅の近くにはフェリー乗り場があり、小豆島、直島、宇野といった場所との海上交通の拠点になっています。
私は四国3日目の朝に*6JR高松駅前で何か食べよう、できればうどんを、と思い店を探しましたがうどん店はパッと見、見当たらず*7ミスドでドーナツを食し、その後フェリーで直島経由で犬島に行きました。

犬島。

かつて犬島くん(inujima-kun)、という野球選手がいましたが*8私が訪れた犬島はアイランドであり、かつて明治から大正にかけて銅(Cu)の精錬所があった場所です。
詳細は「犬島 ベネッセ」などで検索して頂戴。
確か銅鉱石の運送の面での利便性、それから精錬時に排出される煤煙の問題などから、瀬戸内海の島々に銅の精錬所が作られたようです。
犬島には最盛期には数千人が住み、住むってことは多分、よく炭鉱の町を題材にした映画(for example 『フラガール』)なんかで描かれるように住居はもちろん、商店が軒を連ね学校もできて、というふうに街が発展を遂げるンでしょうね、でも犬島の銅精錬所は10年で稼働を終え∵銅価格暴落etc、その後放置されていたこの精錬所、それをベネッセが"アート"化するという運びで・・・つい先日までは見学も予約制だったそうですがそれもなくなり自由に行けるようになったので行ってきましたよ。


長くなったのでここまでをPART1として、続きはPART2に。


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松山市の大街道(正確には違います)のカフェ「mori cafe」で夕飯後*9に食したスコーンです。


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松山市内を走り回る市電。これに乗って道後温泉に行きました。オレンジ色が愛媛名物の蜜柑を思わせます。


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高松港からフェリーで直島へ。直島寄港は目的地犬島への経由だけでしたが港に近い直島銭湯 produced by 大竹伸朗氏 に立ち寄りました。その外観です。



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この2枚の写真は犬島の銅の精錬所です。そそられますよね、実際。

*1:道後温泉までは松山市駅から市電に乗って行きました。商店街に入りたくなるカフェがあったものの、結局は入らず、四国初カフェは夜の mori cafe でした

*2:players目の前の席に陣取った客は多分家族連れであり、大声で話すなど非常にマナーが悪かったので閉口しました

*3:松山市は、中心駅である伊予鉄松山市駅高島屋が直結していて、その背の高い建物と対面するようにして緑に覆われたマウンテン=山があり、その頂上に松山城があるという図式、非常に印象深い街でした

*4:you-me-townと表記します

*5:shopping center

*6:2日目の夜は琴電の片原町と瓦町を結ぶ商店街=ここは古くからの商業の中心地といった趣きで繁華街を有し飲み屋が連なるも、歯抜け的シャッター街の様相も色濃く、松山市の大街道より「衰退速度」は大きいと感じました=で、名物のうどんを食しました。滅茶苦茶長蛇の行列ができている鶴丸という店は選択肢から除外、∵並んでまで…という価値観。うどん後、海にほど近く、JR高松駅から徒歩10分程の交通利便性が高くないであろう場所=北浜にある、旧倉庫街を改造した「オシャレ・エリア」に行き、夜カフェしました。うどん前にも立ち寄って雑貨屋で雑貨を購買、店員さんのホスピタリティに感動したのはその前にチェックインした四国2日目の宿泊地のひどさとのギャップにも起因しています

*7:時間をかけて探し回らずにパッと見で発見できることは実に重要、それは店であっても小売店内における商品や売場であっても!但しドンキやヴィレヴァンなどでは異なるKa.Mo.Ne!

*8:木更津キャッツアイ

*9:伊予鉄松山市駅直結の高島屋にて四国初日の晩御飯、寿司屋にて定食