Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

過ぎし日はこぼれたミルク

先日福田くんがブログ(http://d.hatena.ne.jp/mussel/20141228/1419735928)にて語っていたジェリーフィッシュ『Spilt Milk』(邦題:こぼれたミルクに泣かないで)。僕も高校時代にとても好きでよく聞きました。そして、一時期はとてもよく聞いたのにその後はパタリと聞かなくなった一枚でもあります。その理由はよくわかりませんが、もしかするとこれを聞いていたのがビートルズを知る直前だったからかもしれません。おそらくは高校二年生の時と思いますが、洋楽を聞き始めて少し経ってから、それまで敬遠していたビートルズのアルバムを聞いて開眼し、アルバムを一枚ずつ図書館で借り出しては興奮の坩堝に身を置くという時期がやってきたのでした。その後はビートルズをネ申として崇め、それまで好きだった音楽に以前ほど心酔できなくなったのです。そして高校2年生の年明けごろからは怒涛の受験勉強ジェリーフィッシュ離れはその流れでの出来事だったような気がします。同様に、高校一年生の時に大ハマりしたブルース・スプリングスティーン『Born in the USA』からも、ビートルズとの出会いを機にすっかり離れてしまったのでした。
そんな風に、一時期だけ集中的に聞いていた音楽を聞くと、その当時の気持ちを鮮やかに思い出す。そんな経験がみなさんにもあるかと思いますが、福田くんのブログに触発されて久しぶりに『こぼれたミルク』を聞いた僕はまさにそんな状態に陥ったのでした。思い出すあの頃の気持ち。でもどんな気持ちかを言葉で表すことはできない。それをどうにか表そうとする努力は人を詩人にするのかもしれない。そんなことを思いつつジェリーフィッシュについての雑感を終えます。