Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

池袋交差点24時

ルッキン・フォー・ラヴ?

ザ・コレクターズのメンバーである加藤ひさし氏と古市コータロー氏がポッドキャストでJAMっています*1

http://www.voice-wave.jp/bukuro24/index.html

コレクターズのシングル曲「世界を止めて」は、AMレディオ*2のヘヴィーなリスナーだった時代に耳に飛び込んできた数々の楽曲のうちでも軽い衝撃を持って(私に)受け止められた(思春期に少年から大人に変わるまさにその真っ只中にあった人たちにも同様に)!。
主語を曲にしたために受動態で記述する羽目になってしまった。しまった!しまらなかった!
この曲を前世紀に全盛期のAlfred氏*3がカラ・オケで歌唱したような記憶さえある。これが正しい記憶かそうではないかについては検証の余地があるが検証はしない予定。

さて、コレクターズであるが(ですます調に戻します。コレクターズですが)、上述の曲以外はほとんど、いや、全く知りません。
バンド歴が長い、モッズと呼ばれる英国文化をこよなく愛しているのではなかったか、いわゆるミュージシャンズ・ミュージシャンではなかろうか、というような印象と記憶が彼らに対してはあり、機会さえあればリッスンしたいという思いがありました。従前より。

Not「キョン」but「ヒョン」なことからポッドキャストを聴くようになったのは先週くらいからですが、そのトークが大変面白く、いわゆる「お笑い」と一般に呼ばれるコンテンツに接する機会をそれほど多くは持たない私ではありますが、ふたりの会話の面白さは抱腹絶倒という言葉がいつか現実の物になるのではないかと思える程にズバが抜けている、つまりズバ抜けてます。最も、笑える(笑える/泣けるといった語を使うことに抵抗があるのは何故か?については「あえて言うまでもないよ」*4ポッドキャストをほとんど聴いてはいないので、幾つかの同じカテゴリーに含まれるものの比較をした上で、群を抜いていると表現した場合に用いるこの言い方/書き方はナンセンスなんですけどね。
言いたいこと/書きたいことは、とっておも面白いよ!ってこってす。

現時点までに全15回分が配信されています。

『池袋交差点24時(ザ・コレクターズ加藤ひさし×古市コータロー)』

  1. 池袋ワケありストリートの巻
  2. 学習院ドクダミ事件の巻
  3. ライブMC実況中継の巻
  4. リアル・アイコラの巻
  5. しょっちゅう職務質問されるんだよねの巻
  6. 火垂るの墓』を理解しないで泣いた男の巻
  7. 駄菓子屋とエマニエル夫人の巻
  8. 本物の男はアイパー、テンション、ニグロだよの巻
  9. フィリピン・パブ潜入の巻
  10. イリュージョン失敗の巻
  11. パソコンと宇宙人の巻
  12. ラーメン論争の巻
  13. カルト教団で洗脳!?の巻
  14. 池袋にはいろんなドラマがあるんだよの巻
  15. 森総理よりコータローの巻

コータロー君(と加藤氏は呼んでいます)の口調、声質、これが何とも軽薄な印象で、出鱈目か?と思えるような話を次々披露。
それに対してひさし君(とコータロー君が呼んでいるかは忘れました)がつっこみを入れながら話題が進行するというのが毎回のパターン。

毎回コータロー君が披露する話がどれもこれも珍妙で、最新の話題も少年期の体験談も、その全てが寓話っぽいと言うか、嘘っぽいというか、かつて90年代初頭くらいにカールスモーキー石井氏が主にレディオなどで語っていたようないい加減な話、虚実曖昧な怪しげな話に似た手触りで、非常に魅力を感じます。
ロックバンドのメンバーなのでふたりの会話にはロック用語が随時登場。話題が地方のスナックや銭湯であるのに対しそこに唐突に差し込まれるカタカナ語、強烈です!

このポッドキャストをきっかけに、ザ・コレクターズのアルバムを聴いてみたい、あるいはライブを観たいと思うようになりました、が、ライブ(毎月、渋谷クラブ・クワトロでplayしているという情報をキャッチ!)はともかくアルバムは何から着手すれば良いのか・・・

ま、やはりベスト盤かな、と思って、サーチしてみると、これですねこれ。

山中さわお(the pillows)選曲によるコレクターズ
究極のVERY BEST 盤登場!
彼の人生を変えたと言う珠玉の16曲を収録!!

Amazonの作品ページより紹介文引用)

これを入手してみっかな。そう思い始めた春の日。

「元々知っていたバンドの音楽を聴いてみようと能動的になったきっかけがポッドキャストでのトークだというのが面白いとは思いませんか?」

*1:not音楽but会話。トーク・セッション。

*2:私は松戸市のディスカウント・ショップで購入したSANYO製のCDダブル・ラジカセでリッスン。

*3:現マスドのリーダーであり当時はそうではなかった。

*4:『かもねったら、かもね』 by マスド より