Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

ドイツからの手紙 その3

こんにちは。マッスルドッキングのギターと歌担当のアルフレッドです。
ずいぶん久しぶりの投稿となってしまいました。
こんなに久しぶりだと、何を書こうかかえって悩んでしまいますが、とりあえず僕は元気であると報告させていただきます。
長かったドイツの冬もようやく終わりそうで、ほっとしてます。

日々の出来事について書こうと思うと本当に何から書けばいいのかわからないので、とりあえず今日はドイツのミュージシャンを紹介したいと思います。

Wir sind Helden(ヴィア・ジント・ヘルデン)というバンドです。

彼らのデビュー曲であり、今でも代表曲の一つと目されている「Guten Tag」(グーテンターク)のPVをちょいとだけでも見てください。

「ぼくたちはヒーローだ」というバンド名とあいまって、ちょいとふざけたテイストのほどよいポップ感が感じられはしないでしょうか。

テクノっぽい音の骨格や無機質な歌い方がやっぱりドイツ的と思われる向きもあるかもしれません。
しかし、次の曲はしっかりバンドの音となってます。電子音もやっぱり入ってるけども。
「Nur ein Wort」(ヌア・アイン・ヴォルト)。

ドイツ語のロックを正直なめていた僕の目からウロコを削ぎ落した名曲です。
他の曲にも良いのはいくつもあります。「So und so」とか。
ただ、ボーカルの女性が出産するため(旦那はドラムの男性)にしばらく休業した後に復活してから発表された曲はどれもいまいち…旬が過ぎたとは思いたくないですが。

ドイツではCD売り場の棚も英米の音楽でほとんど占められているし、ドイツ人ミュージシャンも英語で歌う場合が多いので、Wir sind Heldenがドイツ語で歌って大成功したのは割と画期的な出来事だったようです。実際、似たような編成で(女性ボーカル、男性陣がバック)ドイツ語で歌うバンドがいくつかその後に現れて、それなりに人気を博しているみたいです。
彼ら後追いグループはイケメンや美女ばかりで、曲調もシリアス。
ふざけたテイストは真似しにくいんでしょうかね。