8年10か月ほど前、すなわち、2005年2月12日付けの当ブログ記事、
http://d.hatena.ne.jp/mussel/20050212
にて、Show-Say!*1は、書籍『四畳半神話大系』(著者:森見登美彦)ならびに、音楽『嘘とロマン』(作者兼歌い手:及川光博)を紹介していた、というか、カ〜ルく言及していました。
前者は“闇ン中から引きずり出されたよ”、後者は“及川光博について語ってみっか”という小題を冠した小文です。
ご関心のある方はアクセスしてみてください。
さて、あれから9年弱が経過した2013年の年末、3日ほど前にShow-Say!は某所で次のように語りました。
及川光博初期の傑作アルバム「嘘とロマン」は、男の失恋歌集。
収録曲のひとつ「君がいなくても」は、米米CLUB「君がいるだけで」への一種の返歌とも言われている。
- 君がいなくても 歌詞(作詞:及川光博)
http://music.goo.ne.jp/sp/lyric/LYRUTND81337/index.html
- 君がいるだけで 歌詞(作詞:米米CLUB)
http://music.goo.ne.jp/sp/lyric/LYRUTND1531/index.html
「一種の返歌とも言われている。」と書いていますが、言っている人物をShow-Say!は1名しか存じておりません*2。
「男の失恋歌集」として、この1998年2月発売の作品は今なお燦然と輝く一枚と呼べましょう。
恋に性に妄想に理想に悶え苦しむ90年前半までの岡村ちゃんと違い、別れの瞬間にさえも半ば気障な、半ばおちゃらけたムードを前面に出す様式を貫く90年代後半時点のミッチー。
最近の彼の音楽活動をフォロウしていませんが、テレヴィジョンのモニタを通じてキラキラと輝いている氏の姿はまぶしいです。
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この映像作品のもととなったライヴ、ひとりのビッグショー。
M君という同級生を無理に誘って男ふたりで見に行きました。
アマゾン記事から文章を引用すると、こんなライヴでした。
1997年8月29日、お台場に設けられた「レインボーステージ」にて繰り広げられた絢爛豪華なライヴ
フジテレビ社屋はできていましたが、たしかヴィーナスフォートや観覧車はまだなかった気がします。
更地が多かった時代。
二度とは戻れない時代。1997年、1998年。
なお、今これを書きながら聴いているサウンド、それは、文化系トークラジオLIFEのPodcastで、ラジオ放送の録音版ではなく番外編としての位置づけである、番組のサブパーソナリティ(以下SP)である速水健朗氏の新作『1995年』について、同じくSPである津田大介氏を迎えて、この2名で書店にて行われた公開対談を録音したものです。
1995年にまつわる書籍について語る対談を聴きながら、1997年、1998年ころの音楽に触れた文を書く、2013年の年末。
参考:文化系トークラジオLIFE WEBサイト
2013年11月29日Part1「速水×津田〜『1995年』73年組の生きる道」
http://www.tbsradio.jp/life/2013/12/20131129part11995.html