Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

木皿泉「すいか」(2003)を見ました。

木皿泉脚本のドラマでは「Q10」がとても好きで、最終回は見ながら泣いてしまったわけですが(テレビドラマを見て泣くなんて経験は皆無だったこともあって印象的な作品です)、金子隆博氏の作る音楽も実に良いのです。そういえば高橋優氏の歌が主題歌だったかな。
さて、その木皿泉氏が名声を確立したと言われている(かどうかは知りませんが、出世作のような言われ方をすることが多そうな)作品、「すいか」を見ました。全話。
映画「紙の月」で不正を働く銀行員(役:宮沢りえ)の同僚役を務めた小林聡美氏、「すいか」でも3億円を横領する銀行員(役:小泉今日子)の同僚という役柄でした。
「すいか」木皿泉作品らしく何気ない言葉がいちいち観ていて引っかかるんですよ。
漫画的にディフォルメされた表現をあえて多用するのが木皿作品だと思っているのですが、実にコミカルな印象を受けながら見ていると、ふと、リアルすぎる感触に気づくことがあります。
なお、現在は「池袋ウエストゲートパーク」を見ています。クドカン脚本。ドーベルマン山井。