Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

映画「勝手にふるえてろ」についての覚書1

昨年の12月に公開された日本映画「勝手にふるえてろ」。
私は原作小説(綿矢りさ著)を読んでおり、登場人物の面倒くさい感じと憎めない感じ、すなわち、溢れる人間味の魅力を感じたクチなのですが、この映画は予告編を映画館で見た時に、あまり見る気が起きないな、とわりと強く思ったのでした。
松岡茉優氏の演技は、映画「桐島、部活やめるってよ」、ドラマ「あまちゃん」などで見ており(映画「桐島、部活やめるってよ」とドラマ「あまちゃん」は、ともに私が半端じゃなくハマった作品です)、表現力の高さは、同世代の俳優の中でも明らかにトップクラスだと思っていました。しかし、予告編で、駅の改札をハイテンションでダッシュして通り抜ける彼女の姿を見た時に、大袈裟な演技の応酬から成るコメディ映画なのかなと思って、原作小説の映画化の感じがうまく想像できず、まぁこの作品はパスで良いな、と思ったわけです。
そんな私が、年明けに映画館で見ようと思ったのは、Twitterでフォローしている空中キャンプ氏の熱いツイートを目にしたからです。
彼の映画に関する意見、感想には、とても信頼を置いているのですが、「勝手にふるえてろ」を見る前のツイートに連なる、見た後の興奮に満ちた熱い口ぶりでのツイート(そこには、日本映画史に残る傑作、というようなことが書かれていました)を見てしまったことで、私は「こりゃ絶対見なきゃダメだな」と瞬時に思ったのです。

勝手にふるえてろ [DVD]

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と、まぁ、こんな感じで少しずつ書いていこうと思います。何のために?ま、そりゃ自分のためにですよ、そりゃぁね。
結果的にこの作品は私の映画人生(とは一体何だろう?)において、特別な位置を占める作品になったのですが、初めて見た1月5日から、半年が経過し、これまでこの映画の何が好きなのか、何が魅力的なのかについて、断片的なツイートを乱発してはきたものの、後から読み返して意味が通るような文章はほとんど書いていないので、せっかくこういう場(Mussel Docking World)があるので、そろそろ何か書こうかな、という気持ちになったというわけです。
今日は僧帽筋が何だか少し痛いので、この辺でペンを置きます。想像上のペンを、想像上の机の上に。