Mussel Docking World

発汗、発光の末、発酵!をモットーに、音楽的な活動をする二人組、Mussel Docking (マッスル・ドッキング)のブログです。

book

My Third Mizuho

平山瑞穂氏の『忘れないと誓ったぼくがいた』を読んだのはゼロ年代最後のゴールデンウィークの山陰旅行で。 http://d.hatena.ne.jp/mussel/20090504/1241439405 その平山氏の短編小説が雑誌『STRANGE FICTION』*1に掲載されていたので読みました。 "言語学"…

My Second Mizuho

我が2冊目の平山瑞穂著作、それは前述した『忘れないと誓ったぼくがいた』という作品です。 初めて読んだ氏の作品は『ラス・マンチャス通信』、これは帯に書かれていた森見登美彦氏の推薦コメントが目立っていたのと解説文かあらすじの類が魅力を伝えたこと…

紅虎餃子房〜安倍公房〜独房

砂の女 改版 (新潮文庫) [ 安部公房 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 561円上記の書籍を、2月中旬に12年ぶりに香港に行った時などに食べました、否、読みました。 本当です。『砂の女』をね、安部…

福田十二指腸文学賞

今年の受賞作は、2つ。蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)作者: 津原泰水出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/03/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 70回この商品を含むブログ (70件) を見るラス・マンチャス通信 (角川文庫)作者: 平山瑞穂出版社/メーカー: 角川…

ベネルクス2国

さぁ、皆さん! Do You Know ベネルクス? 欧州の、ベルギー・オランダ・ルクセンブルクを意味する言葉です。 ベルギー、ネーデルラント、ルクセンブルク、頭を取って並べたら 「ベ・ネ・ルクス」または「ベ・ネ・ルックス」になりますね。 先月、私=福田十…

昨年読んだ書籍について

『めぞん一刻』、漫画ですが、これが最高にすばらしかったです。 森絵都の『カラフル』や津原泰水『蘆屋家の崩壊』なども刺激的でしたよ。

読書の秋

広義でいうところの秋に読んだ本のうち、心に残ったモノを提示させます(機械に)。枯葉の中の青い炎作者: 辻原登出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/01/26メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (23件) を見るFUTON (講談社文庫)作者: 中島…

五代くん

書店員に聞いた話では、最近、「めぞん一刻」の売れ行きが?でもないことになっているとか。 その店舗、a tempo 特有の事象かどうかはこの際どうでもよろしい。(ハスミ調)まさか伊東美咲ドラマの影響ではなかろう。 やはり時効警察特集号のクイック・ジャパ…

書いていたら消えた。

書き直すのは面倒だ!だから適当に書いてやる! 『メルボルン1』で、柴崎友香氏の作品を読んだ。 そして福永信氏の小品×3を読んだ。福永氏の作品は、干乾びた脳には全く浸透しないんだ。 ワケワカンナイ。そう言われる可能性が非常に高いが、しかしね、ヘヘ…

おもろい本

『生き物を飼うということ(クワガタムシからニシキヘビまで)』木村義志著 『アラビアの夜の種族』古川日出男著 『文章教室』金井美恵子著 上記、1は昆虫から動物まで、あらゆる種の(広義の)動物を飼育した経験を有す著者による一冊、2は文庫の3冊目を読んで…

福永信さん/「オタッキーな人々」とは?

先日文学フリマなるイヴェントに行きました。秋葉原。 文学を掲載した同人誌を販売する場で、特に興味はナインだけど長嶋有さん、柴崎友香さん、そして福永信さん等が同人誌(『メルボルン1』)を作って販売するっていうことだったので、長嶋、柴崎両氏も好き…

初読

小生にとって、今日読み終えた『文章教室』が、そして2日前に読み終えた『重力ピエロ』が、それぞれ金井美恵子、伊坂幸太郎の小説のうち初めて読んだ一冊、あるいは二冊である。金井小説は大変に面白い!面赤い!面青い!面黒い!いいや、何と言っても面白い…

旅路での読書

旅先や旅行時の移動中に読む本で覚えているのは,『800』,『小学生日記』.川島誠,それからhanae*(現在は改名し華恵.)による著作であり,それぞれをタイのバンコク,それから中国の北京や上海にて読んだのだが,共に面白かった,非常に面白かった. それ…

中村航、柴崎友香

Alfredが、中村航と柴崎友香の小説を読み、良かったとだけ言っていました。どの作品なんでしょうか。ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫)作者: 中村航出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/05メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (49件) を…

額に_の、刻印を

次のうち、額に刻印するならどれ? 肉 中 米 にく 王 ママ 骨 私は「骨」は嫌です。(参考文献:キン肉マン)

態度が悪くて

すみません、というタッチ*1の新刊本は、氏の著作では珍しく、not「blog掲載文の集積」であり、色んな媒体にて発表した長短様々硬軟色々な文たちの競演が繰り広げられている実に愛すべき一冊なンですが*2 中でも「天皇制と芸能者」なる題を冠した短文は購入…

邪宗門

芥川龍之介という作家を御存知ない方は少ないと思われるが、何を基準に多い/少ないと5秒前に書いたかと言えば勿論独断に拠った。 さておき氏の作品、『邪宗門』を読んだことのある方は翻って少ないと想像する。何を基準に(以下は繰り返しになるため省く)。 …

テクニーク(乙一氏の)

『ベルカ』*1を読み終えてすぐに森見登美彦氏のデビュー作『太陽の塔』を読んだことは記憶に新しい、あまりに、生々しい。 ニヤニヤに効かぬ抑制、十二指腸。 お次、今読んでいるのが『ZOO』*2。デビュー作*3は誰かが言うほど傑作!という感じはしなかったけ…

愛読書

愛読書は『福田十二指腸詩集』*1。 そんな野郎にゃ反吐が出る! *1:絶版との噂は本当なのかい?

マイファースト

福永信解説ってのにひかれて買った文庫『タンノイのエジンバラ』なる長嶋有*1の短篇集*2は面白く読んだが今は古川日出男『二〇〇二年のスロウ・ボート』を読んでいる*3。長嶋氏、古川氏、両者共に初めてまともに読んだ*4。 数年前に村上春樹トリビュートとし…

福永信の新作を、待っているいる冬の午後

宮崎誉子の新作は発売中の『群像』に載ってルンだけど、福永信の作品を待っているんだ俺は! 『群像』2005年5月号 新鋭14人競作短篇「日常」 市街地の家*1 まっ茶小路旅行店*2 浮いたり沈んだり*3 女小説家*4 鎖シェル玉パプコーン*5 トウィンクル*6 プラスチ…

Next Step

誰か彼の次なる動きを知っていますか? 彼というのは福永信さんのことです。作家の。『阿部和重対談集』という本で阿部さんと対話しているのを昨年半ばくらいに読みましたが*1、その後彼の書く文書には出会っていません。待っているンです、僕ァ!! もし、何ら…

夏と花火と私の死体

乙一氏のデビュー作として誉れ高い中編小説を読んだ。死体である「わたし」に語らせる斬新な手法は、確かに「読ませる」。しかし最初から最後まで付きまとったのは、神の視点なのか何なのか、非常に不定な感じの語り部の視点と感情であった。また、間一髪で…

或るAlfredの友人が読んだ書籍

或るAlfredの友人が最近読んだ書籍 フリッカー式*1 永遠の出口*2 街場のアメリカ論*3 阿修羅ガール*4 或るAlfredの友人が結構前に読んだ書籍 小学生日記*5 コズミック*6 *1:佐藤友哉 *2:森絵都 *3:タッチこと内田樹 *4:舞城王太郎 *5:hanae* *6:清涼院流水

読書の季節がやって来る

とは言え僕ぁ季節を問わず読書はしますよしてますよ。 ホントに。こないだ買った群像。まぁ大体文芸誌はね、同じ様な時期に書店に並ぶわけだけどね、とりあえず群像、新潮、文学界、文藝、まぁあとユリイカとかね、表紙を見るんです。 相手にしないのは*1野…

待望の短篇集は忘却の彼方に

上述あるいはもしこれが縦書左進文だと仮定すると右述の書籍を小生*1は随分前に購入し、収録された幾つかの短篇*2を読み幾つかは読まぬままという状態を確実にキープしていたのですが、一昨日*3『音楽は目に見えない』という作品を読み始めたのです。そして…

宮崎誉子、福永信

引きつける!宮崎誉子氏の会話中心文体が俺を俺の肉体をあるいは精神を、引力で・・・ 他方、福永信氏。短編は面白い!『私の洛外図』。しかし、長編は読むのが怖い、怖いね。

若い作家ちゃん

文芸愛好者ってわけでもないけど、時折文芸誌を買ってるんだ、僕ぁ。日本円でね。で、まぁあんまり読まないで放置ってケースが夕夕い、あるいは多いンだけど、ちょいと前の雑誌なんかを書庫からひっぱり出してみるとね、わりと今話題になりつつあるよぅな作…

平成十七年上半期福田十二指腸文学賞決定

芥川賞やメフィスト賞、沢村賞と並ぶ*1福田文学賞*2、その今期の受賞作品が決定しました!四畳半神話大系作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 1,270回この商品を含むブログ (323件) を見るhttp:/…

大きなビートの木の下で

大きなビートの木の下で―BOOWYストーリー作者: 紺待人出版社/メーカー: CBS・ソニー出版発売日: 1986/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見るI've never read it all my life.